ジム・ランビー『Sun Rise Sun Ra Sun Set』@ RAT HOLE GALLERY

ジム・ランビー『Sun Rise Sun Ra Sun Set』
2015年4月11日(土)-6月21日(日)
RAT HOLE GALLERY
http://www.ratholegallery.com/
開館時間:12:00-20:00
休館日:月、5/5、5/6

ラットホールギャラリーでは、鏡やビニールテープやペンキといった日用品を用いて、空間や色彩の心理的作用を考察するインスタレーションで知られるジム・ランビーの個展『Sun Rise Sun Ra Sun Set』を開催する。

ジム・ランビーは1964年グラスゴー生まれ。グラスゴー芸術学校を卒業し、90年代後半に発表した「Zobop」は、幅広い色彩のビニールテープ(ときにモノクロームも使用される)で床一面を覆い、空間を変容させるインスタレーションでランビーの代表作として知られる。(※同作品は十和田市現代美術館のエントランスロビーに恒久作品として常設されている。)ミュージシャンやDJとしても活動するランビーの作品には、音楽やポップカルチャーを参照項とした要素もしばしば見られる。

これまでに、2003年に第50回ヴェネツィア・ビエンナーレにスコットランド代表として参加、2005年にはターナー賞にノミネートされるなど高い評価を受けている。2006年にはミヅマアートギャラリーで日本初個展を開催。原美術館での個展(2008)、ギャラリー・サイド2(2003)、東京オペラシティ アートギャラリー(2007)、森美術館(2009)、東京ステーションギャラリー(2014)などのグループ展に出品、日本で紹介される機会も少なくない。

本展では、新作となる表面に色とりどりのギターケーブルが差し込まれた絵画作品と自転車の車輪16個を用いた立体作品を展示するほか、代名詞ともいえる「Zobop」で展示空間全体を変容させる。また、初期のビデオ作品「UltraLow」(1998)も併せて展示される。


Zobop Colour (1999) Coloured vinyl tape, Dimensions Variable, Installation view ‘Voidoid’, Transmission, Glasgow, 1999, Courtesy of the artist and The Modern Institute/Toby Webster Ltd, Glasgow

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