近藤恵介・古川日出男『ダンダンダン。タンタンタン。』@ LOKO GALLERY


Photo: Keisuke Kondo

近藤恵介・古川日出男『ダンダンダン。タンタンタン。』
2016年8月11日(木・祝)-9月3日(土)
LOKO GALLERY
http://lokogallery.com/
開廊時間:11:00-19:00(初日のみ16:30開廊)
休廊日:日、月
※オープニングレセプション:8月11日(木・祝)18:00-(16:30から公開制作)

LOKO GALLERYでは、画家・近藤恵介と小説家・古川日出男の二人展『ダンダンダン。タンタンタン。』を開催する。

近藤恵介は1981年福岡県生まれ。2007年に東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業。日本画の技法を軸とした絵画作品の発表を行なう。近年は共同制作やワークショップに継続的に取り組み、2013年には冨井大裕との二人展を川崎市市民ミュージアムで開催している。2013年9月から12ヶ月連続で新作を制作、展示する試み「12ヶ月のための絵画」を実施し、2014年9月に各展示の際に同時に提出されたさまざまなテキストとともに作品集として出版した。

古川日出男は1966年福島県生まれ。昨年、野間文芸新人賞と読売文学賞を受賞した『女たち三百人の裏切りの書』(新潮社)をはじめ、90年代より数多くの小説を発表。執筆のかたわら、文学の音声化にも積極的に取り組んだり、ミュージシャンやダンサー、音楽家といった異なるジャンルとの共同制作を行なったりと幅広い活動を展開している。2011年にはCDブック『春の先の春へ 震災への鎮魂歌/古川日出男、宮沢賢治「春と修羅」をよむ』(左右社)を発表し、2013年より故郷・福島で文学の学校「ただようまなびや」を主宰、学校長を務めている。

本展は、2011年の『絵東方恐怖譚(え・とうほうきょうふたん)』、2012年の『覆東方恐怖譚(ふく・とうほうきょうふたん)』に続く、近藤と古川にとって4年ぶり3度目の二人展となる。ふたりの即興的なやりとりから生まれた展覧会タイトルや、LOKO GALLERYの高い天井を持った真新しい展示空間に触発され、絵画/文字を柱のように積み重ねていくというアイディアのもと、文字と絵画によるふたりの共同制作のさらなる展開が期待される。

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