Unknown Sculpture Series No.7 #3 大西伸明『かけがえのないかけかえ−Irreplaceable Replacement』@ gallery21yo-j


大西伸明「Lovers Lovers #05」2010年 撮影:豊浦英明

Unknown Sculpture Series No.7 #3
大西伸明『かけがえのないかけかえ−Irreplaceable Replacement』
2017年1月29日(日)-2月13日(月)
gallery21yo-j
http://gallery21yo-j.com/
開廊時間:14:00-19:00(※通常の開廊時間とは異なる)
会期中無休

企画:カトウチカ

「Unknown Sculpture Series」シリーズ(企画:カトウチカ)の第3弾として、型取りと彩色によって、大量生産品や自然物を精巧に複製した立体作品で知られる大西伸明の個展『かけがえのないかけかえ−Irreplaceable Replacement』がgallery21yo-jで開催される。

大西伸明は1972年岡山県生まれ。京都市立芸術大学大学院修了。五島記念文化賞を受賞しドイツでの研修を経て、現在は京都を拠点に制作活動を行なう。複数性をテーマに「存在」について再考を迫る作品を制作。2011年にはトロントのGeorgia Scherman Projectで個展を開催。兵庫県立美術館の注目作家紹介プログラム チャンネル2にて個展『Untitled』を開催。その後も『高松コンテンポラリーアートアニュアル vol.04 リアルをめぐって』(高松市美術館、2014)、『ArtMeet02 大西伸明/相川勝』(アーツ前橋、2015)、『岡崎和郎/大西伸明 Born Twice』(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2015)、『黒のひみつ 美術のなかの黒をめぐる』(兵庫県立美術館、2016)などに出品。昨年は兵庫・芦屋のGalerie Ashiya Schuleにて個展『写しの香りと数の味』を開催している。

本展では、「複製」という問題に焦点を当てた展示を行なう予定。会期初日には美術批評家の沢山遼とのトークイベントを開催。

掛け替えのないモノを失うことはとても重いことであるが、翻って掛け替えのないモノがもう一つ現れたとすれば、驚きや不安など様々な感情が目覚め、強く感情を揺さぶられるであろう。かつて写真が魂を奪うと人々が畏怖したことや、天井まで続く洞窟壁画の虚の手形にある種の恐れを抱くように、複数芸術とは本来そのようなものを備えていると考えている。(大西伸明、本展プレスリリース掲載の作家ステートメントより)

関連企画
トークイベント
大西伸明 x 沢山遼(美術批評家)
2017年1月29日(日)16:00-17:30

Copyrighted Image