横山裕一 x シュルレアリスム @ 宮崎県立美術館


横山裕一『トラベル』より(イーストプレス)

横山裕一 x シュルレアリスム
2014年11月1日(土)-12月7日(日)
宮崎県立美術館
http://www.miyazaki-archive.jp/bijutsu/
開館時間:10:00-18:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(祝日の場合は開館、翌火曜が休館)、12/21-1/5

宮崎県立美術館では、ネオ漫画で知られる横山裕一を代表作を通して紹介するとともに、横山作品と同館所蔵のシュルレアリスム作品を対峙させた展示を行なう企画展『横山裕一 x シュルレアリスム』を開催する。

横山裕一は1967年宮崎県生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業後、漫画家として活動。単行本デビュー作『ニュー土木』(2004)や鉄道旅行を描いた『トラベル』(2006、仏語版2005)など、コマ割りや吹き出し、オノマトペなど通常の漫画の要素を用いながらも、ストーリーを持たない「ネオ漫画」を発表している。その著作は既に数カ国後に翻訳されている。2000年代半ば以降、国内外の美術館での展示機会も増え、2010年には川崎市民ミュージアム、2011年には三菱地所アルティアムなどにて個展を開催。昨年はあいちトリエンナーレ2013にて名古屋市内各所にて作品を発表するとともに横山の作品が描かれたラッピングカーが市内を駆け回った。現在、兵庫県立美術館にて同館所蔵の彫刻作品とそこから着想を得た新作で構成した『横山裕一展 これがそれだがふれてみよ』を開催している。

本展では、『ニュー土木』や『トラベル』などの代表作を紹介するとともに、横山の描く「絶えず流れる時間と世界」に描かれる「もうひとつの現実」と、20世紀初頭に「いつわりのない現実」に触れようとしたシュルレアリスムの作品を対峙させた展示を行ない、ふだん見慣れているはずの「現実」のもうひとつの側面を提示する。

関連イベント
横山裕一によるギャラリートーク
2014年11月1日(土)、3日(月、祝)14:00-15:00
申込不要、要観覧料

サイン会
2014年11月1日(土)、23日(日)14:00-15:30
会場:宮崎県立美術館2F アートフォーラム
申込不要、要観覧料
※希望者は横山裕一の著作を持参(美術館内ショップでも購入可能)

ワークショップ「漫画を描こう」
講師:横山裕一
2014年11月22日(土)10:00-15:00
会場:宮崎県立美術館2F アトリエ3
定員:30名(要申込)、要観覧料、材料費・準備物不要
対象:中学生以上
※申込は10月22日(水)10:00より電話受付(宮崎県立美術館:0985-20-3328)

※そのほかの関連イベントは美術館公式ウェブサイトを参照。


美術の中のかたち 手で見る造形
横山裕一展 これがそれだがふれてみよ
2014年7月19日(土)-11月9日(日)
兵庫県立美術館
http://www.artm.pref.hyogo.jp/

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