1980年代再考のためのアーカイバル・プラクティス @ 京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA


提供:京都市立芸術大学

1980年代再考のためのアーカイバル・プラクティス
2017年2月18日(土) – 3月5日(日)
京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA
http://gallery.kcua.ac.jp/
開館時間:11:00-19:00
月曜休館

京都市立芸術大学では、同大学美術学部同窓会展として、1980年代をテーマとした展覧会を京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)において開催する。

ポストモダン全盛期、欧米から輸入された概念に依らず独自の表現が進化していった1980年代。東山区今熊野にあった旧校舎から1980年に移転したばかりの西京区大枝沓掛町キャンパス(現校舎)では、学生たちが東京藝術大学との交流展「フジヤマゲイシャ」を企画するなど、非常に意欲的な活動を展開していた。それらの活動は、1980年代の日本美術を考える際の重要なキーワードである「関西ニューウェーブ」へとつながっていく。

「フジヤマゲイシャ」は、東京藝術大学、京都市立芸術大学の大学院生、学生有志によるはじめての交流展の名称。交流展であると同時に、関西の若い作家たちの多くの作品が地域差を乗り越えて東京に紹介されるきっかけの展覧会でもあった。「関西ニューウェーブ」は1980年代前半に京都や大阪、神戸などの関西圏で、若手の美術作家たちがカラフルで自由な表現をストレートかつエネルギッシュに試みたものである。

本展では、この頃に制作された卒業生の作品ならびに同大学芸術資料館収蔵品となった当時の卒業・修了作品を展示するとともに「フジヤマゲイシャ」に関連した資料も公開する。

出展作家:阿部 緑、飯塚二郎、石原友明、上野政彦、大谷史子、岡田英子、片野 満、久保隆三・沖勝之、栗本夏樹、小池一範、田川真千子、田所裕子、玉腰久美子、砥綿正之、長尾浩幸、橋本佳子、長谷川直人、前野正司、明賀政子、村上吉寿
*作家名は作品制作時点

関連企画
1980年代再考のためのアーカイバル・プラクティス ギャラリートーク
ゲスト:原久子(大阪電気通信大学教授)
日時:2017年2月18日(土)14:00-15:30
参加無料

リサーチプログラム——Still Moving: The ’80s
講師:石谷治寛(京都市芸術大学芸術資源研究センター非常勤研究員)ほか
日時:2017年3月4日(土)14:00
定員:40名
参加無料

同時開催
西條茜+嶋春香「rhizome」
2017年2月18日(土) – 3月5日(日)

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