コンニチハ技術トシテノ美術 @ せんだいメディアテーク

コンニチハ技術トシテノ美術
2017年11月3日(金、祝)-12月24日(日)
せんだいメディアテーク 6fギャラリー4200
http://www.smt.jp/
公開時間:11:00-20:00
会期中無休
展覧会特設サイト:http://www.smt.jp/projects/artechnik/

企画:長内綾子(Survivart)、細谷修平、清水建人(せんだいメディアテーク)

せんだいメディアテークでは、語源を同じくする技術や芸術への考察をとおして、困難を抱えた社会のなかを積極的にさまようための術と活力をつたえる企画展『コンニチハ技術トシテノ美術』を開催する。

本展は、高度に発展した複雑な技術社会による恩恵を受けつつも、そのような技術が生み出した破滅的な困難(そこには当然、原発事故も含まれる)を経て、いま一度、自分の身体の範疇から技術を捉え直そうと呼びかける。そしてまた、その一助となる芸術も技術と同じく検証すべき対象として捉え直し、いまの社会に切実な「生きる技法」を見つけ出すことを目指していく。


青野文昭「10数年前に東根で破棄された車の復元2001,5,15」2001年、写真:アラリオギャラリー


飯山由貴「海の観音さまに会いにいく」2014年、写真:宮澤響

参加作家は、モノの持つテクスチャーや形態を手がかりに「なおす」をテーマとして、廃棄物や拾得物を用いた表現を行なう青野文昭、記録物や出会った人へのインタビューなどを手がかりに、戦争やハンセン氏病など喪失や疎外を抱える社会と個人の内面とのつながりをインスタレーションとして表現してきた飯山由貴、狩猟の現場で起こる出来事をエスノグラフィックな視点で見つめ、自身が出演、演出、記録する手法で映像作品を制作する井上亜美、現代社会の不条理を多彩な方法でユーモアを交えながら批評的に表現してきた高嶺格、中国で書と山水画を学び、震災後に一時、美術制作を断念していた経験を持つ門馬美喜の5名。

会期中には、ギャラリーツアーのほか、アート専門のインターネット放送局comos-tvとの連携企画や、てつがくカフェ@せんだいとの協働企画、澁谷浩次が率いる在仙のバンドyumboのライブなどを行なう。


井上亜美「猟師の生活」2016年


高嶺格「大きな停止」2008年、写真:越後谷出

関連イベント
ギャラリーツアー
2017年11月3日(金、祝)、11月11日(土)、12月9日(土)
各日14:00-16:00
会場:せんだいメディアテーク 6fギャラリー入り口
※申込不要、展覧会チケット(当日分)の半券提示
※11月3日は展示作家も参加

comos-tv連携企画
トークイベント「コンニチの技術」
出演:粟田大輔、藤井光、参加作家および企画者
2017年11月23日(木、祝)15:00-17:30
会場:せんだいメディアテーク 6fギャラリーホワイエ 考えるテーブル
座席数:40席程度
※申込不要、展覧会チケット(当日分)の半券提示
※comos-tvでインターネット中継予定(comos-tv:http://comos-tv.com/

てつがくカフェ「いま、技術を問い直す」
2017年11月25日(土)15:00-17:30
会場:せんだいメディアテーク 6fギャラリーホワイエ 考えるテーブル
座席数:40席程度
※申込不要、無料

ライブイベント
出演:yumbo
2017年12月16日(土)18:00-19:00
会場:せんだいメディアテーク 6fギャラリーホワイエ
座席数:50席程度
※申込不要、展覧会チケット(当日分)の半券提示


門馬美喜「非難区域02 東京電力発電所より西。」2016年

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