友政麻理子『近づきすぎてはいけない—Have a meal with Father—』@ TALION GALLERY


Mariko Tomomasa Have a meal with Father (2014) Courtesy of TALION GALLERY

友政麻理子『近づきすぎてはいけない—Have a meal with Father—』
2015年1月10日(土)-2月8日(日)
TALION GALLERY
http://www.taliongallery.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:月、火、祝
※ オープニング・レセプション:1月10日(土)18:00-20:00

「家族」や地域に受け継がれる風習を通して、人々のコミュニケーションの過程を観察する作品で知られる友政麻理子が、TALION GALLERYで2年ぶり2度目となる個展『近づきすぎてはいけない―Have a meal with Father―』を開催する。

友政麻理子は1981年埼玉県生まれ。個人や集団の振る舞いに「型」や「フレーム」を投げ入れることで生まれる他者との理解を探求した映像、写真、インスタレーションを発表している。2000年代より発表を重ね、近年の主な個展に『與父親共餐|Have a meal with Father』(2013、寶藏巖國際藝術村、台北)、『クリテリオム85 友政麻理子展 “waodori”』(2012、水戸芸術館クリテリオム/)、グループ展に『トーキョー・ストーリー2014 第2期』(トーキョーワンダーサイト)、『Videozoom: Giappone – Reframing the Everyday』(2010-2011、Sala 1、ローマなど)、『金沢アートプラットホーム2008』(金沢21世紀美術館)、群馬青年ビエンナーレ(2008、2011)などがある。

本展では、昨年、友政が「アートとサイエンスのあいだ―Between art and science」の企画で滞在したブルキナファソで制作した「お父さんと食事」シリーズの新作が発表される。2000年から継続して制作されている同シリーズは、作家自身が「〈いただきます〉から〈ごちそうさま〉までは、父親と娘の関係になる努力をする」という約束をして、見知らぬ男性と食事をするという映像作品。これまでに、いわき、金沢、台北で制作されており、互いに異なる文化背景を持ちながら、それでもなお「父と娘」という共通のイメージを目指す姿が映し出される。

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