『開館60周年 現代美術の展開 − ザ・ベスト・コレクション』@ 神奈川県立近代美術館 葉山


若林奮「中に犬・飛び方」(1967), 鉄

『開館60周年 現代美術の展開 − ザ・ベスト・コレクション』
7月23日(土)−10月2日(日)
神奈川県立近代美術館 葉山
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/

神奈川県立近代美術館の葉山館では、現在既に鎌倉館にて開催中の『近代の洋画 - ザ・ベスト・コレクション』同様、同美術館開館60周年を記念したコレクション展『現代美術の展開 - ザ・ベスト・コレクション』が開催される。
本展は神奈川県立近代美術館所蔵のコレクションの中から、1950年代以降に制作された現代美術の展開を辿ることで浮かび上がるさまざまな事柄や多様な思考、感覚の広がりを感じさせる構成となっている。第3展示室では、「全地 Alle Erde」というテーマでアブラハム・デイヴィッド・クリスチャンの作品の特別展示が行われる。また、会期中には担当学芸員によるギャラリートークや親子を対象としたワークショップのほか、1950年代から今日に至る現代美術の歩みと深い関わりのある現代音楽をテーマとした連続講演会「現代音楽の展開:1951−2011」が開催される。
神奈川県立近代美術館は日本で最初の公立近代美術館として1951年11月17日に鎌倉に開館(建築設計:坂倉準三)。開館記念展は『セザンヌ、ルノワール展』。その後も国内外の作家の展覧会、数々のテーマ展を開催し、美術史の組み立てに骨組みを与えてきた。1984年に鎌倉別館(建築設計:大高正人)、2003年に葉山館(建築設計:佐藤総合計画)がそれぞれ開館し、現在では公立美術館の中でも有数のコレクションを形成している。

『開館60周年 近代の洋画 - ザ・ベスト・コレクション』
4月9日(土)-10月10日(月・祝)
神奈川県立近代美術館 鎌倉

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