東松照明写真展「太陽へのラブレター」 @ 沖縄県立博物館・美術館

東松照明写真展「太陽へのラブレター」
9月23日(金)–11月20日(日)
沖縄県立博物館・美術館
http://www.museums.pref.okinawa.jp/
開館日時:火–日、祝(月曜が祝日の場合は翌日休館)
9:00–18:00(金曜、土曜は20時まで)

1969年に初めて沖縄を訪れて以来、現在まで42年間にわたり継続的にその地を見続け、沖縄の写真家に大きな影響を与えてきた戦後日本を代表する写真家、東松照明の個展『太陽へのラブレター』が沖縄県立博物館・美術館にて開催される。
東松は1959年に始めた全国の米軍基地周辺を取材する占領シリーズの最後の地として、沖縄を訪れ、「OKINAWA 沖縄 OKINAWA」(1969)を制作する。その取材過程でアメリカニゼーションを拒む強靭な沖縄の文化と遭遇し、その影響は代表作「太陽の鉛筆」(1975)へと繋がっていく。
本展では、敗戦日本の原風景としての「チューインガムとチョコレート」(1959-67)、上述した「OKINAWA 沖縄 OKINAWA」、「太陽の鉛筆」、カラーへの転換期となった「南島」「光る風」(1973-1979)、さらに、今年撮影された最新作「琉球ちゃんぷるぅ」を加え、東松の膨大な写真作品の中から沖縄に関する重要な写真集の作品を中心に構成される。
展覧会にあわせて東松を中心に元宮古大学のメンバー、下地恵子との対談(10月2日)、詩人の吉増剛造との対談(10月30日)を含むシンポジウムや、沖縄を代表する写真家、批評家らによるギャラリートークなど充実した関連イベントが予定されている。

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