ヴァレリオ・オルジャティ展 @ 東京国立近代美術館


「ペルミ21世紀美術館 ペルミ/ロシア」(2008). Perm Museum XXI, Perm, Russia 2008
Rendering: © Total Real AG

ヴァレリオ・オルジャティ展
11月1日(火)–2012年1月15日(日)
東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp/
開館日時:火–日(1月2日、9日は開館、12月28日–1月1日、10日は休館)
10:00-17:00(金曜は20:00まで)入館は閉館30分前まで

妹島和世がディレクターを務めた第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展(2010)にも出品していたスイス人建築家、ヴァレリオ・オルジャティの個展が東京国立近代美術館 ギャラリー4にて開催される。
1958年にスイスに生まれたオルジャティは、96年にチューリッヒに事務所を開設する。2008年以降は故郷のフリムスを拠点に、時流にとらわれることなく、建築の本質と向き合い続けている。ヘルツォーク&ド・ムーロンやピーター・ズントーを輩出してきたスイス建築界の次世代を代表する建築家と称されるオルジャティは世界で最も有名な建築雑誌のひとつ、「El Croquis」でも特集を組まれている。
本展は、模型と図版により構成される。模型はすべて1:33の縮尺でつくられており、ディティールの省略により、ある種の彫刻のように見える。そして、図版は建築家本人が図像学的自伝と呼ぶ、建築や庭園、空間や絵画などのイメージによって構成されている。また、オルジャティ本人との密接なやりとりのもと、スイス連邦工科大学チューリヒ校(ETH, Zurich)建築理論・建築史研究所(gta)によって企画された本展は、スイス、ロンドンなどを経て、東京国立近代美術館が国際巡回展の最終会場となる。さらに、日本会場のためにふたつの模型が新たに追加される。

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