フランシス・ベーコン展 @ 東京国立近代美術館

フランシス・ベーコン展
2013年3月8日(日)-5月26日(日)
東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp/
開館時間:10:00-17:00(金曜は20時まで)入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日 ただし3/25、4/1, 8, 29、5/6は開館(5/7は休館)

フランシス・ベーコン展特設ウェブサイト:http://bacon.exhn.jp/

ロンドンを拠点に活動した20世紀を代表する画家、フランシス・ベーコンの没後アジア初の回顧展が東京国立近代美術館にて開催される。
1909年、アイルランドのダブリンに生まれたベーコンは、33年に「磔刑図」数点を制作、翌34年に最初の個展を開く。第二次世界大戦後の45年に三幅対の「ある磔刑の基部にいる人物像のための三習作」を発表し、54年にはヴェネツィア・ビエンナーレにて英国代表のひとりに選ばれる。その後もテート・ギャラリー(1962-63、85)、グッゲンハイム美術館(1963-64)、ポンピドゥー・センター(1996)、ハウス・デア・クンスト(1996-97)、テート・ブリテン(2008)、ブラド美術館(2009)、メトロポリタン美術館(2009)など世界の主要な美術館にて回顧展を開催。日本国内でも83年に東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、愛知県美術館を巡回回顧展が開催された。
本展は、ベーコン作品の重要な要素である“身体”に着目し、3章構成でその表現の変遷をたどる。頭部と“叫び”に焦点をあてた「叫ぶ教皇の頭部のための習作」(1952)、スフィンクスをモチーフとするシリーズからの4作品、ニューヨーク近代美術館所蔵の「三幅対」(1991)をはじめ、世界各地の美術館が所蔵する作品と国内で所蔵されている5点の作品が展示される。そのほか、ベーコンが同時代のアーティストに与えた影響を考察するパートもエピローグとして用意されている。
会期中には本展出品映像アーティストのペーター・ヴェルツやダブリン市立ヒュー・レーン近代美術館 コレクション統括のマルガリータ・カポックによる特別講演会、本展企画者の保坂健二朗、桝田倫広による連続講演会、ベーコンの生涯を恋人であり、彼のモデルも務めたジョージ・ダイアとの関係を描いた映画『愛の悪魔』の上映などが予定されている。なお、同展は豊田市美術館に巡回する(展覧会会期:6月8日-9月1日)。

特別講演会
ペーター・ヴェルツ(本展出品映像アーティスト)
3月8日(金)18:00-19:30(開場:17:30)
会場:東京国立近代美術館 講堂(地下1階)

マルガリータ・カポック(ダブリン市立ヒュー・レーン近代美術館 コレクション統括)
4月6日(土)14:00-16:00(開場:13:30)
会場:東京国立近代美術館 講堂(地下1階)
※いずれも申込不要、参加無料(先着140名)

連続講演会
「ベーコンについて 初級」
桝田倫広(東京国立近代美術館研究員、本展企画者)
3月22日(金)18:30-19:30(開場:18:00)
会場:東京国立近代美術館 講堂(地下1階)

「ベーコンについて 初級」
保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員、本展企画者)
3月30日(土)14:00-15:30(開場:13:30)
会場:東京国立近代美術館 講堂(地下1階)

「ベーコンについて 中級」
桝田倫広(東京国立近代美術館研究員、本展企画者)
4月5日(金)18:30-19:30(開場:18:00)
会場:東京国立近代美術館 講堂(地下1階)

「ベーコンについて 上級」
保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員、本展企画者)
4月13日(土)14:00-15:30(開場:13:30)
会場:東京国立近代美術館 講堂(地下1階)
※いずれも申込不要、参加無料(先着140名)、どの回からでも聴講可

映画「愛の悪魔」上映会 フランシス・ベーコンの魅惑的な生涯
3月9日(土)、16日(土)14:00-16:00(開場:13:30)
会場:東京国立近代美術館 講堂(地下1階)
※先着140名(当日10時より1階受付にて整理券配布)、本展企画者によるミニレクチャーつき

トークイベント
茂木健一郎(脳科学者)
聞き手:鈴木芳雄(編集者)
3月21日(木)19:30-21:00(開場:19:00)
会場:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス
※申込不要、参加無料(先着200名)

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