シンポジウム「small music—ロルフ・ユリウスのアートの世界」@ 京都国立近代美術館


京都国立近代美術館『ノイズレス 鈴木昭男+ロルフ・ユリウス』展(2007) 展示風景
シンポジウム「small music—ロルフ・ユリウスのアートの世界」
4月7日(土)13:00–16:30
京都国立近代美術館1階講堂
http://www.momak.go.jp/
コーディネーター:中川真(音楽学者)
パネリスト:鈴木昭男(サウンドアーティスト)、川崎義博(同)、藤島寛(ディレクター)、マイヤ・ユリウス(キュレーター)
通訳あり、入場無料

ドイツを代表するサウンドアーティストのロルフ・ユリウス(1939–2011)を追悼するシンポジウムが京都国立近代美術館で開催される。
ロルフ・ユリウスは2011年1月、享年71歳で逝去した。写真家としてアートシーンに登場したユリウスは1970年代後半より音の表現へと移行していき、「small music」というコンセプトのものと、微小音の繊細な変化を特色とする独自のアートの世界を築いてきた。国内外においてパフォーマンスやインスタレーションを行ない、ドイツを代表するサウンドアーティストとしてカッセルのドクメンタ(1987)やベルリンのゾンアンビエンテ(2008)などの国際的フェスティバルから招聘される。また、日本においても京都国立近代美術館での二人展『ノイズレス 鈴木昭男+ロルフ・ユリウス』(2007)や瀬戸内国際現代芸術祭(2010)などで作品を発表している。
本シンポジウムでは、ユリウスのアートの特色について、アーティストやキュレーター、音楽学者などが語り合う。また、同シンポジウムと関連して、ユリウスのサウンドインスタレーションを娘であるフリーランスキュレーターのマイヤ・ユリウスの監修のもとで京都のアートスペース虹で再現する。

インスタレーション『’small music’(スモール・ミュージック―ユリウス追悼展)』
4月3日(火)– 4月15日(日)
アートスペース虹(京都)
http://www.art-space-niji.com/
出品作家:ロルフ・ユリウス、鈴木昭男、かわさきよしひろ、桑原敏郎

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