ベアト・ストロイリ『Living Room』@ Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku


© Beat Streuli, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

ベアト・ストロイリ『Living Room』
2014年9月3日(水)-10月8日(水)
Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
http://www.ycassociates.co.jp/
開廊時間:12:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニングレセプション:9月6日(土)18:00-20:00

ユミコチバアソシエイツでは、望遠レンズを使用して公共の空間にいる人々を撮影したシリーズなどで知られるベアト・ストロイリの個展『Living Room』を開催する。同ギャラリーでのストロイリの個展は1999年のビューイングルーム、ヨツヤ以来二度目。

ベアト・ストロイリは1957年アルトドルフ生まれ。都市空間を行き交う人々を望遠レンズを使用することで気づかれることなく撮影したポートレートを、展示空間に大規模に投影したインスタレーションや広告板、公共建築の概観を利用して発表することで知られる。90年にヘルムハウス美術館(チューリッヒ)で個展を開催すると、93年にはニューヨーク近代美術館の『New Photography』展に選出される。その後も、テート・ギャラリー(1997)、アムステルダム市立近代美術館(2000)、パレ・ド・トーキョー(2002)、バーミンガムのアイコン・ギャラリー(2012)、ストラスブールのラ・シャンブル(2013)などで個展を開催、第11回シドニー・ビエンナーレ(1998)、第3回シンガポール・ビエンナーレ(2011)などに参加している。日本国内では、『ベアト・ストロイリ』(1998、山口県立美術館)で個展を開催し、『失われた風景―幻想と現実の境界』(1997、横浜美術館)、『ギフト・オブ・ホープ 21世紀アーティストの冒険』(2000、東京都現代美術館)、横浜トリエンナーレ2005などに参加している。また、1999年にはスパイラルガーデンのエスプラナードを使用した展示も行っている。

ストロイリは本展のために都市空間を撮影した写真で壁面写真を作成し、それを壁紙としてユミコチバアソシエイツ ビューイングルーム新宿の空間を床から天井まで覆い、同空間をリビングルームへと変容させる。ストロイリ曰く、「このインスタレーションは、私たちの都市生活、あるいは私たちや私たちの身体、視覚をはじめとする諸感覚が私たちの周囲を取りまくものと影響し合う方法を、観ることの内部——「リビングルーム」——へと変換する。」(ベアト・ストロイリ 2014年7月、本展プレスリリースより)

会期中には代官山のHILLSIDE TERRACE caféにて詩人で評論家の倉石信乃とストロイリの対談を予定(要予約)。また、本展開催に合わせて、倉石がベアト・ストロイリを論述した研究冊子も刊行する。

関連イベント
トークイベント
ベアト・ストロイリ x 倉石信乃(詩人/評論家)
2014年9月6日(土)13:30-15:00
会場:HILLSIDE TERRACE café
参加費:500円(ワンドリンク付き)
※要予約 タイトルに「ベアト倉石トークショー」、本文に参加者のお名前、人数、連絡先(電話番号)を明記の上、event@hillsideterracephotofair.com まで

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