『blur』（大島慶太郎、2007年、16mm、白黒、サイレント）第11回中之島映像劇場
ラボ映画の冒険 日本の構造的／物質主義映画
2016年2月13日（土）、2月14日（日）
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/
※上映スケジュールは最下部に記載
国立国際美術館では、2月13日と14日の二日間にわたって、第11回中之島映像劇場『ラボ映画の冒険 日本の構造的／物質主義映画』を開催する。
国立国際美術館は、定期的に開催してきた上映会を2011年3月に「中之島映像劇場」と名付け、「美術と映像」の歴史的な変遷を探り、映像における現代の状況を考察している。11回目を迎える今回は、通常は創造的作業とみなされてこなかった、現像やプリントといったいわゆるラボ・ワークに着目し、大島慶太郎、奥山順市、伊藤隆介、末岡一郎、能登勝といった作家自身がこの工程に関わり作品制作を行なう映画作家の作品を上映する。
ラボ・ワークに焦点をあてることで、映画に期待される「記録」や「再現」という役割から解放され、さまざまな角度から映画そのものを批評的に問い直す作品を通じて、観客はフィルムで制作すること、フィルムで見ることの意味を再確認する機会となるだろう。
『AZIZ SHAKAR LOOKING FOR JOB 2007』（末岡一郎、2007年、16mm、カラー、サウンド）
上映スケジュール
Aプログラム：大島慶太郎特集
2016年2月13日（土）13:00-（※上映前に作家自身による作品解説あり）
上映作品：『POP70』『Thinking Dot』『blur（不鮮明）』『Rhythmic Ray ‘07』『FILM-FILM #4-ROLL-』
Bプログラム：奥山順市・伊藤隆介特集
2016年2月13日（土）15:00-
上映作品：『Frameless 35』『Outrage（手ごめ）』『Frameless 16』『Le Cinéma（映画）』『我が映画旋律（My Movie Melodies）』『MOVIE WATCHING』『浸透画』（以上、奥山順市作品）
『Kdybych byl spion（私がスパイだったら）』『Zmluva s diablom（悪魔との契約）』『当映画館で上映されます』『版#19〜22』『版#23（songs）』（以上、伊藤隆介作品）
Cプログラム：末岡一郎特集
2016年2月14日（日）13:00-（※上映前に作家自身による作品解説あり）
上映作品：『кинофрагмент（フィルムフラグメント）』『An Uncertain Gleam（不確かな煌き）』『Extreme Skiing in 1930（初冬の針ノ木連峯）』『Vladimír Kempský’s Film（ヴラジミール・ケンブスキーのフィルム）』『Portland, Oregon 1931（春ノ運動会）』『AZIZ SHAKAR LOOKING FOR JOB 2007（アジス・シャカール職探し）』『SINKING AWAY（沈ミ行ケル都市）』『Ein Sommer in Deutschland（独逸ノ一夏）』『Ich bin der Welt abhanden gekommen（我ハ此ノ世ニ忘レラレ）』
Dプログラム：能登勝特集
2016年2月14日（日）15:00-（※上映前に作家自身による作品解説あり）
上映作品：『柿』『無題六』『魚の夢送り』『水からの展開』『上弦の月』『夢のフランス』『光・しずく』『夢代八』『夢代八2014』
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