鬼頭健吾『Migration “回遊”』@ 群馬県立近代美術館


「active galaxy」2014年 ガトーフェスタ ハラダ 本社ギャラリーでの展示風景 撮影:木暮伸也

鬼頭健吾『Migration “回遊”』
2015年1月24日(土)-3月22日(日)
群馬県立近代美術館
http://mmag.pref.gunma.jp/
開館時間:9:30-17:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月

群馬県立近代美術館では、フラフープやパラソル、スカーフなどの色彩豊かな既製品を大量に繋ぎ合わせたインスタレーションで知られる鬼頭健吾の個展『Migration “回遊”』を同館展示室5にて開催する。担当は群馬県立近代美術館の田中龍也。

鬼頭健吾は1977年愛知県生まれ。名古屋芸術大学在学中の99年にアーティストによる自主運営スペース「アートスペース dot」を設立、運営に関わり、アーティストとしての活動をはじめる。京都市立芸術大学大学院に進むと、最終年の2003年に群馬青年ビエンナーレ’03に入選。その後も、ケンジタキギャラリーを中心に継続的に作品を発表している。これまでに、『変成態—リアルな現代の物質性 Vol.7 鬼頭健吾展』(ギャラリーαM)での個展や、東京都写真美術館、豊田市美術館、森美術館、国立新美術館、国立国際美術館などの企画展に参加している。2008年から翌2009年には五島記念文化財団の助成を受けて、ニューヨークに滞在。2010年に文化庁新進芸術家海外研修員としてベルリンに渡り、現在も同地を拠点に活動している。

五島記念文化財団の研修終了後の成果発表として助成を受ける本展では、色彩豊かなアクリル板が差し込まれたポストカードスタンドを展示室に点在させるインスタレーション「active galaxy」を発表する。同作品は、昨年オランダで発表されて以来、2014年6月に高崎市のガトーフェスタ ハラダ 本社ギャラリーでの展示を経て、さらなる進化を遂げている。なお、本展は、東京のケンジタキギャラリー、高崎のガトーフェスタ ハラダ 本社ギャラリーでの個展と併せて、3つの会場で同時開催される3つの個展のひとつとして位置づけられている。会期中には、鬼頭と同じくベルリンを拠点に活動するテクノ・ポップ・デュオMADLICKによるライブが行なわれる「鬼頭健吾 x MADLICK トーク&ライブ」が1日限りのイベントとして開催される予定。

なお、群馬県立近代美術館では、群馬青年ビエンナーレ2015を同時開催する。

関連イベント
鬼頭健吾 x MADLICK トーク&ライブ
2015年1月25日(日)15:00-17:00
鬼頭健吾によるギャラリー・トーク 15:00-
MADLICKによるライブ 16:00-
※要観覧料、申込不要


「such a perfect day」2014年(参考図版)撮影:木暮伸也

鬼頭健吾『Reflection “反映”』
2015年1月16日(金)-2月28日(土)
ケンジタキギャラリー/東京
http://www.kenjitaki.com/

鬼頭健吾『Symbiosis “共生”』
2015年1月24日(土)-2月12日(木)
ガトーフェスタ ハラダ 本社ギャラリー
http://www.gateaufesta-harada.com/event_news/detail/26


「untitled (hula-hoop)」2013年(参考図版)エルミタージュ美術館(ロシア)での展示風景

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