三上晴子『欲望のコード』@ NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)

三上晴子『欲望のコード』
10月22日(土)–12月18日(日)
NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)
http://www.ntticc.or.jp/
開館日時:火–日 11:00-18:00

約半年間の休館期間を経て、10月22日より開館するNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)にて、三上晴子の個展『欲望のコード』が開催される。
三上は、情報社会と身体をテーマとした大規模なインスタレーションを発表しており、90年代はニューヨークを拠点にヨーロッパとアメリカで積極的に活動し、ウィーン・クンストラハウス、トランスメディアーレ、アルス・エレクトロニカ、山口情報芸術センター(YCAM)など国内外の美術館や芸術祭に数多く参加している。
本展では、ICCが2010年にYCAMにて委嘱制作し、公開された大規模インタラクティヴ・インスタレーション「欲望のコード」の新バージョンが発表される。同作品は「現在の情報化された環境と知覚に生きるわたしたちの新たな欲望とはなにか」を問題意識とし、映像、音響、データなど、さまざまなネットワーク環境からの情報を、自律的なシステムを持つコードによって再構成している。鑑賞者に反応するように動き出す空間/装置の中で,現在の情報技術とインタラクションの生み出す時間/空間の変容を体験できる。なお、同作品は本展終了後、世界各地に巡回する予定。
会期中にはアーティスト・トーク、アーティストによるギャラリーツアーが、また、関連展示として『Eye-Tracking Informatics――視線のモルフォロジー』(12月9日-12月18日)が企画されている。
なお、ICCでは同展覧会のほか、『オープンスペース2011』も10月22日より開催される。

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