「すきまを育てる」2005年-2012年
磯谷博史「すきまを育てる」
2016年8月1日（月）-8月30日（火）
板室温泉大黒屋サロン
http://www.itamuro-daikokuya.com/
開館時間：10:00-17:00
会期中無休
協力：青山｜目黒
菅木志雄制作の庭園や若手作家発掘の公募展など、創作活動の支援に取り組む旅館として知られる、栃木・那須塩原の板室温泉大黒屋サロンでは、写真や彫刻、インスタレーションなどを通じて、観客に物事の認識の再考を促す作品で知られる磯谷博史の個展『すきまを育てる』を開催する。
磯谷博史は1978年東京都生まれ。東京藝術大学建築学科、東京藝術大学大学院先端芸術表現科、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ、アソシエートリサーチプログラムで学ぶ。2000年代初頭より国内外で作品を発表しており、近年の主な展覧会に『東京と、タイムマシンと』（YKG Gallery、2016）、『囚われ脱獄、囚われ脱獄』（CAPSULE/statements、2016）、個展『実測』（Chika Ecoda、2015）、『The Beach That Never Was』（ICAシンガポール、2014）などがある。
磯谷の写真作品には、作家自身が「釣り合いをさぐる景色」と呼ぶ、因果関係や作用と反作用の様相がしばしば表われ、作家の過程にある事物の危うさや儚さ、世界の微妙なバランスを見つめる視点を見てとることができる。一方、磯谷は写真とそれを支えるフレームを通じて、形と色との因果関係を構造的に分解し、作品化し、この分解を「すきまを育てる」と捉え、この「すきま」に観客の思考を呼び込もうと試みる。本展では、新作４点を含む写真作品16点の展示を行なう。
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アーティストトーク
磯谷博史
2016年8月18日（木）20:00-21:00
会場：板室温泉大黒屋サロン