ビル・ヴィオラ『Transformations』@ ギャラリー小柳


Isolde’s Ascension (The Shape of Light in the Space
After Death)
(2005). (c)Bill Viola / Courtesy of Gallery
Koyanagi and James Cohan Gallery. Photo: Kira Perov

ビル・ヴィオラ『Transformations』
9月6日(火)–10月20日(木)
ギャラリー小柳
http://www.gallerykoyanagi.com/
開廊日時:火–土 12:00–18:00

ビデオアートの第一人者のひとりで、35年以上にわたり、ビデオの可能性を追求し続けているビル・ヴィオラの個展『Transformations』がギャラリー小柳にて開催される。
映像や電子音楽を学び、1972年に最初の作品を発表したビル・ヴィオラは、水や火、光などの根源的な要素を使用し、生命の誕生や死、再生、信仰といった宗教的、哲学的なモチーフを主題としている。1991年の母親の死後に制作した、自身の心象風景を表現した作品が転機となり、翌年以降、死や無常の命をテーマとした一連の作品に取り組む。
日本国内でも1980年代初頭に一年半滞在し、「はつゆめ」を制作している。2006年から2007年には、アジア初の大回顧展となった「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」が、森美術館と兵庫県立美術館で開催された。また、今年の第23回高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門を受賞している。
本展は、2001年から2008年の間に制作された7点の幻想的な映像作品が紹介される。展覧会最終日には、ヴィオラ本人も来廊し、クロージング・パーティーが予定されている。

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