シャルジャ・ビエンナーレ11が開幕

2013年3月13日、本日よりアラブ首長国連邦にてシャルジャ・ビエンナーレ11が開幕する。
同ビエンナーレは1993年に始まり、11回目を迎える今回は、キュレーターに長谷川祐子(東京都現代美術館チーフ・キュレーター)を抜擢した。総合テーマは「Re:emerge, Towards a New Cultural Cartography」で、イスラム建築の中庭に発想を得た長谷川は、今回のビエンナーレを西洋中心主義的な知の在り方を問い直し、アラブ世界、アジア全域、北アフリカ、ラテンアメリカといった諸地域の関係を再考する場として作り上げる。今春の東京都現代美術館での個展を控えるフランシス・アリス、2010年のヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展でディレクターを務めた際に長谷川をアドバイザーに迎えた妹島和世と西沢立衛のSANAA、同ビエンナーレに参加していたスタジオ・ムンバイやトーマス・デマンド、そのほか、中谷芙二子+高谷史郎、島袋道浩など100名以上のアーティスト、建築家、映像作家、音楽家、パフォーマーが参加。同ビエンナーレのために35以上の新しいコミッションがなされた。
オープニング・ウィークには、ワエル・シャウキーやティンティン・ウリア、アルヴァ・ノトx坂本龍一らのパフォーマンス、アピチャッポン・ウィーラセタクンらのフィルム・スクリーニングのほか、連日にわたるカンファレンスが予定されている。

シャルジャ・ビエンナーレ11
2013年3月13日(水)-5月13日(月)
シャルジャ、アーツ&ヘリテージ地区(アラブ首長国連邦)
http://www.sharjahart.org/biennial/sharjah-biennial-11/

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