シャルジャ・アートファウンデーションは、2013年３月に開催されるシャルジャ・ビエンナーレ11のキュレーターに、東京都現代美術館チーフ・キュレーターの長谷川祐子を任命したことを発表した。
長谷川は、様々な地域から人々が集まり、互いの考えや知識を交換し合う場所としての長い歴史を持つシャルジャという都市を、イスラム建築における中庭をメタファーに、歓待と規律という点から捉え、文化的、社会的、政治的多様性を探求する企画を提案。アーティストのみならず、建築家やデザイナーなどが参加し、異なる領域の思考を結びつけ、共有し、新たな知を作り出そうと試みる。
なお、今年開催されたシャルジャ・ビエンナーレ10では、出展作品を巡り、ディレクターのジャック・パーセキアンが開催３日前に突然解雇される出来事が起こっている。
シャルジャ・ビエンナーレ11：http://www.sharjahart.org/
（文中敬称略）