アジア太平洋酒造協会基金主催芸術賞、発表

2011年11月17日、シンガポール美術館とアジア太平洋酒造協会基金(以下、APB基金)は、2011年APB基金主催芸術賞をフィリピン出身のロデル・タパヤの絵画作品「Baston ni Kabunian, Bilang Pero di Mabilang (Cane of Kabunian, numbered but cannot be counted)」(2010)が受賞したと発表。
同賞は3年に一度開催され、アジア太平洋地域におけるビジュアルアートの発展に、多大な貢献をもたらした作品に授与される。審査員を務めたのはシンガポール美術館館長のタン・ブーンフイ、森美術館館長の南條史生を含む5名。最優秀賞のロデル・タパヤには賞金4万5千シンガポールドル(約266万円)が与えられる。
審査員賞には、ダニエル・クルックスの「Static No.12 (seek stillness in movement)」(2010)、シェバ・チャッチの「The Water Diviner」(2008)、そして、会田誠の「灰色の山」(2009-10)が選出された。一般からのオンライン及び展覧会場での投票において最高得票数を得たマイケル・リーの「Second-Hand City」(2010)がピープルズチョイス賞を受賞。それぞれ1万シンガポールドル(約60万円)の賞金が与えられる。
シンガポール美術館では、今月11日より、同賞にノミネートされた130作品から選ばれ、最終審査に残った15作品を展示した展覧会が開催されている。

APB基金主催芸術賞
http://www.singaporeartmuseum.sg/signatureartprize/

2011年APB基金主催芸術賞最終選考作品展
11月11日(金)-2012年3月4日(日)
シンガポール美術館
http://www.singaporeartmuseum.sg/exhibitions/details.php?id=82

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