建築文化週間2010 公開シンポジウム 開催

2010年10月4日、国際交流基金と日本建築学会の主催により建築文化週間2010の公開シンポジウムが東京の建築会館ホールで開催される。テーマは「世界の中での日本の建築 ~ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の現場から~」。

2010年、第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展において、日本館は北山恒コミッショナーの下、「TOKYO METABOLIZING」をテーマに塚本由晴と西沢立衛が展示を行った。今年は1960年に宣言された「METABOLISM/1960——都市への提案」から50年の節目の年にあたり、メタボリズムを振り返りつつ、日本における、新たな都市形成についての構想を発表したものである。

このシンポジウムは、日本館展示に参加する3人の建築家に、第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展全体のアーティスティックディレクターである妹島和世を加え、その反響や成果、また全体の顕著な傾向について報告いただくとともに、現代の東京で生まれている日本の「新しい建築」の可能性について、パネリストの議論を通して考えようとするものである。

モデレーターは渡辺真理(建築家、法政大学教授)が務める。定員は300名(当日先着順)、参加費は無料。お問い合わせ先などの詳細は国際交流基金のサイトを参照。

(文中敬称略)

インタビュー
西沢立衛 拡張する透明性
妹島和世 コミュニケーション、環境、感覚的空間

フォトレポート
ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展 2010 – Palazzo delle Esposizioni della Biennale
ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展 2010 – Palazzo delle Esposizioni della Biennale 2
ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展 2010 – National Pavilion 1

公開シンポジウム -建築文化週間2010-
世界の中での日本の建築 ~ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の現場から~
http://www.jpf.go.jp/j/culture/new/1009/09-03.html
日時: 2010年10月4日(月)18:00–20:30(開場17:30)
会場: 建築会館ホール

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