香港建設予定の美術館「M+」、最終候補に日本勢多数

2012年12月10日、西九文化区管理局(WKCDA)は、香港に建設予定の美術館「M+」の設計コンペの最終候補を発表した。最終選考に残った6組のうち、半数をSANAA(妹島和世+西沢立衛)、坂茂、伊東豊雄(+ベノイ株式会社)と日本勢が占めている。
「M+」は香港の芸術文化の中心地を目指す西九文化区に建設され、20世紀及び21世紀のヴィジュアルカルチャーを扱う美術館となる予定。ニューヨーク近代美術館と同等の面積を持つ美術館として2017年に完成を予定している。上述した3組のほか、最終選考に残っているのは、ヘルツォーク&ド・ムーロン(+テリー・ファレル)、レンゾ・ピアノ、スノヘッタ。選考結果の発表は来年を予定。

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