国内外で活躍する気鋭のアーティストが、アートをめぐる諸問題について友人知己と交わす往復書簡。ものづくりの現場で生まれる疑問を言葉にして、その言葉を他者へ投げ、投げ返される別の言葉を待つ……。第7回の相手は、森美術館チーフ・キュレーターの片岡真実さん。約3ヶ月の間にそれぞれ3通の手View More >

国内外で活躍する気鋭のアーティストが、アートをめぐる諸問題について友人知己と交わす往復書簡。ものづくりの現場で生まれる疑問を言葉にして、その言葉を他者へ投げ、投げ返される別の言葉を待つ……。第7回の相手は、森美術館チーフ・キュレーターの片岡真実さん。約3ヶ月の間にそれぞれ3通の手View More >
「制作の予定調和を回避するために」と題した往復書簡の最後の返信では、自身の作品を例として作品の終わりとメディアの関係について論じた田中さんの返信に対し、林さんはカントを援用しながら、「作品としてのできごと」とメディアの関係性について論じます。 田中功起さんの第3信はこちら|往復書View More >
「メディウム」と「end (終わり=目的]」の関連を議論のテーマにという林さんの希望に応え、作品の終わりとはメディアによって決定されているのではないかという問いについて、さらに「作品」と「展覧会」の関係性も射程にいれた、田中さんの最後の返信。 林卓行さんの第2信はこちら|往復書簡View More >
第2信にて理念的にオープン・エンドの作品とはどういうものかを明確化した田中さん。林さんは、リレーショナルアートにおける権力性への批判を展開しながら、「展覧会」の時間と空間から作品は自由でありえるのかという、田中さんが設定した問いについて考察します。 田中功起さんの第2信はこちら|View More >
リレーショナル・アートやプロジェクト・ベースの作品における「終わり/目的」の有無について問いを投げかけた林さん。田中さんの第2信では、これに応えるかたちで、終わりのない(オープン・エンド)作品を分析し、さらに自身の作品についても言及していきます。 林卓行さんの第1信はこちら|往復View More >
「彫刻」と「オブジェ」の概念をめぐる問題提起をした、昨年の林さんのレクチャーを糸口とし、田中さんは第1信にて、まず彫刻における「予定調和」的な作品のうちに、制作における回避すべき問題があると指摘。さらに3つの種類に予定調和を分類しました。その分類に対する林さんの考えとは。 田中功View More >
国内外で活躍する気鋭のアーティストが、アートをめぐる諸問題について友人知己と交わす往復書簡。ものづくりの現場で生まれる疑問を言葉にして、その言葉を他者へ投げ、投げ返される別の言葉を待つ……。第6回の相手は、美術理論・美術批評の林卓行さん。約3ヶ月の間にそれぞれ3通の手紙で「制作のView More >
作品と批評との関係を考える往復書簡第5回。書簡の最後となる、沢山さんの返信では、震災が様々な領域にどのような影響をもたらしたか、そしてその中でなお批評の根拠となるものとはなにかについて、論及しています。 田中功起さんの第3信はこちら|往復書簡 田中功起 目次 件名:経験的レベルのView More >
批評をめぐる往復書簡の第3信目。書簡の2信目のやり取り後におきた、東日本大震災と原発事故をLAで受け止めた自身の経験を通して、田中さんが直接的/間接的な体験の差、さらに作品を経験することについて考察します。 沢山遼さんの第2信はこちら|往復書簡 田中功起 目次 件名:その後のことView More >
「批評」そのものの可能性をめぐって美術批評の沢山さんと交わす往復書簡の第2信目。批評する態度を自己分析する態度と言い換え、作家が作品をつくる行為と、批判家の近似性を指摘した田中さんの論を受け、進化論的アプローチから差異と反復について考えます。 田中功起さんの第2信はこちら|往復書View More >