Robert Zhao Renhui, Red crabs on Christmas Island, 2015.
ロバート・ザオ・レンフイ「アフター・コントロール」
2026年5月16日(土)-7月12日(日)
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
https://gallery.kcua.ac.jp/
開館時間:10:00–18:00
休館日:月
企画担当:藤田瑞穂(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA チーフキュレーター/プログラムディレクター)
展覧会URL:https://gallery.kcua.ac.jp/archives/2026/15093/
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでは、写真や映像、インスタレーションなど多様なメディアを用いて、人間と他の生物、自然との関係を探究するアーティスト、ロバート・ザオ・レンフイの個展「アフター・コントロール」を開催する。
ロバート・ザオ・レンフイ(1983年シンガポール生まれ)は、人間による管理を経て形成された環境と、そのなかに生きる生物の継続的な調査をもとに、自然と人工物とが複雑に絡み合い変容していく様を丁寧に描き出し、批判的に考察する作品を多数手がけてきた。これまでに、タイランド・ビエンナーレ・プーケット2025、第60回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2024)、第14回光州ビエンナーレ(2023)、釜山ビエンナーレ(2020)、シンガポール・ビエンナーレ(2019)などの国際展で作品を発表している。国内では、第60回ヴェネツィア・ビエンナーレで発表した、開発によって破壊された後に自然が回復した場所「二次林」に注目した作品《森を見る》《フクロウと旅人たち そしてセメントの排水溝》を、国際芸術祭「あいち2025」にて再構成し発表した。
Robert Zhao Renhui, A frigatebird drinking in an abandoned pool on Christmas Island, 2018.
本展では、クリスマス島(オーストラリア領)、シンガポール、東京、ハンピ(インド)、プーケット(タイ)での長期プロジェクトに基づく作品群を展示し、近年のザオの活動を包括的に紹介する。会場である京都市立芸術大学は、古来より氾濫を繰り返し、戦後の大規模な河川改修事業によってようやく現在の制御された姿となった鴨川、そして江戸時代に運河として開削された高瀬川というふたつの河川に隣接している。自然と人間との共生をめぐる長い歴史を有するこの地で行なう展覧会に、ザオは「アフター・コントロール」と名づけた。展示室の外には、長きにわたる再開発の渦中にあり、真新しい建築物や工事現場、空き地と老朽化した建築物とが混在する風景が広がる。その景観と、ザオの視点で描き出される、人間との関わりのなかに息づく多様な生物の美しく活力に満ちた様子とが重なりあい、地球上のあらゆる生態系とその未来像について思考する機会となる。
関連イベント
アーティスト・トーク
2026年5月16日(土) 14:00–15:00
会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
言語:英語(日本語への逐次通訳あり)
参加費:無料(申込不要)
ロバート・ザオ・レンフイによるレクチャー
2026年5月19日(火) 17:00–18:30
会場:京都市立芸術大学講義室1(C棟1階)
言語:英語(日本語への逐次通訳あり)
参加費:無料(申込不要)
ギャラリートーク
2026年5月28日(木)12:15–12:45、6月6日(土)14:00–14:30、7月5日(日)14:00–14:30
会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
言語:日本語(他言語への通訳なし)
参加費:無料(申込不要)
