コレクション解体新書Ⅱ 1970年代以降の作品を中心に @ 目黒区美術館


宇佐美圭司 《Ghost Plan in Process: Profiles》 1972年 木、アクリル塗料 / 目黒区美術館での展示風景 1992年 撮影:内田芳孝

 

コレクション解体新書Ⅱ 1970年代以降の作品を中心に
2023年2月18日(土)– 3月26日(日)
目黒区美術館
https://mmat.jp/
開館時間:10:00–18:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月
展覧会URL:https://mmat.jp/exhibition/archive/2023/20230218-402.html

 

目黒区美術館では、開館35周年を記念して開かれた『コレクション解体新書Ⅰ フジタが目黒にやって来た』に続く所蔵作品展第二弾として、同館誕生前後の時代に照準を合わせ、1970年代以降の作品を中心に紹介する『コレクション解体新書Ⅱ 1970年代以降の作品を中心に』を開催する。

 


川俣正 《プロジェクト「ピープルズ・ガーデン」ドクメンタIX, カッセル 1992》より「マケット」 1992年


高松次郎 《写真の写真》より「ネガ番号015」 ゼラチン・シルバープリント 1973-1991年 ©The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

 

目黒区美術館は、明治から昭和戦前期は滞欧米作家の作品を中心に、戦後美術は国際的に活躍した作家たちの作品を主な収集対象に、日本の近代から現代に至る美術の流れを俯瞰できる体系的なコレクションの形成に努めてきた。昨年の『コレクション解体新書Ⅰ フジタが目黒にやって来た』では、同館のコレクション形成のあゆみを振り返りつつ、収集の過程や取得時のエピソード、さらには取得資金の仕組みまで、普段なかなか見ることのできない美術館の舞台裏が紹介された。常設展示室を持たない同館において、所蔵作品展は収蔵品をまとめて公開する数少ない機会であると同時に、企画展と同様に毎回変わる会場レイアウトにも工夫が凝らされている。

本展では、宇佐美圭司、川俣正の複数で構成される大型作品、高松次郎の《写真の写真》、村上友晴の平面作品など、同館の誕生時期と近い時期の作品を、収集経緯やエピソードを交えながら紹介する。

 


村上友晴 《無題》 1985-87年 油彩・キャンバス


宇佐美圭司 《プロフィールのこだま:積層》 1976年 油彩・キャンバス

 

関連イベント
講演会「宇佐美圭司の横顔(プロフィール)」
登壇者:松沢寿重(新潟市新津美術館 館長)
2023年3月4日(土) 14:00–15:30
会場:目黒区美術館
※事前申込制。申込方法の詳細は公式ウェブサイトを参照。

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