マックスマーラ・アート・プライズ・フォー・ウィメン、新たに国際巡回形式を採用し、対象国にインドネシアを選出

Collezione Maramotti. East entrance. Photo: Bruno Cattani

 

2026年1月22日、イタリアのファッションブランド、マックスマーラと同社創業者のアキーレ・マラモッティのコレクションを所蔵するコレツィオーネ・マラモッティは、イギリスに拠点を置く女性の新進・中堅アーティストの活動を支援してきた美術賞「マックスマーラ・アート・プライズ・フォー・ウィメン」が記念すべき第10回目を迎えるにあたり、その支援対象や連携パートナーの枠組みを変更し、エディション毎に異なる国を巡回する新たな形式に移行すると発表した。新形式における最初の連携パートナーは、インドネシアの首都、ジャカルタにあるヌサンタラ近現代美術館[MACAN]が務める。

マックスマーラ・アート・プライズ・フォー・ウィメンは、マックスマーラ・ファッショングループとロンドンのホワイトチャペル・ギャラリーが、大規模な個展開催の実績を持たないイギリスを拠点に活動する女性のアーティストを対象に、2005年より隔年で実施(コレツィオーネ・マラモッティは2007年より共催)。半年間のイタリアでの滞在制作や、ホワイトチャペル・ギャラリーとコレツィオーネ・マラモッティでの個展の権利を提供し、女性のアーティストのキャリア形成に寄与してきた。新形式に移るにあたり、20周年の節目を迎えた昨年は、フィレンツェのパラッツォ・ストロッツィにて、歴代受賞者9名の作品を紹介する展覧会「Time for Women! Empowering Visions in 20 Years of the Max Mara Art Prize for Women」を開催している。

 

Cecilia Alemani – Max Mara Art Prize for Women Curator
Pointing to the Synchronous Windows at Museum MACAN, Jakarta, 2025. Image courtesy of Museum MACAN

 

ホワイトチャペル・ギャラリーとの20年間にわたるパートナーシップを終えて新たな段階を迎える同賞は、エディション毎の開催国と連携パートナーとなる美術機関を選定するキュレーターに、ヴェネツィア・ビエンナーレのアーティスティックディレクター経験を持つ、ニューヨークのハイライン・アートのディレクター兼チーフキュレーターを務めるチェチリア・アレマーニを招聘。新形式を初めて採用する第10回(2025–2027)の連携パートナーに、2017年に開館したインドネシア初の現代美術館であるヌサンタラ近現代美術館[MACAN]を選出した。

第10回の受賞対象となるのは、インドネシアを拠点に活動する、自己のジェンダーアイデンティティを女性とするアーティスト。受賞者には、同賞の特徴であるイタリア国内での半年間にわたる滞在制作と制作協力に加え、ジャカルタのMACANとレッジョ・エミリアのコレツィオーネ・マラモッティでの個展開催の権利が与えられる。審査を務めるのは、審査委員長のアレマーニに加え、ヴィーナス・ラウ(MACANディレクター)、アマンダ・アリアワン(キュレーター)、メーガン・アルリン(ara contemporary共同設立ディレクター)、エヴェリン・ハリム(コレクター)、ムラティ・スルヨダルモ(アーティスト)の6名。

 

マックスマーラ・アート・プライズ・フォー・ウィメン(Max Mara Art Prize for Women):
https://www.collezionemaramotti.org/en/max-mara-art-prize-for-women

 


歴代受賞者
2022-2024|ドミニク・ホワイト|Dominique White
2019-2022|エマ・タルボット|Emma Talbot
2017-2019|ヘレン・カモック|Helen Cammock
2015-2017|エマ・ハート|Emma Hart
2013-2015|コリン・スウォーン|Corin Sworn
2011-2013|ロール・プルーヴォ|Laure Prouvost
2009-2011|アンドレア・ビュットナー|Andrea Büttner
2007-2009|ハンナ・リカーズ|Hannah Rickards
2005-2007|マーガレット・サーモン|Margaret Salmon

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