アートウィーク東京が今秋11月の開催を発表


 

東京の現代美術を牽引する都内の美術館やギャラリーが参加し、日本の現代美術の創造性と多様性、そして、それらを担うコミュニティを国内外に紹介するアートイベント「アートウィーク東京」が、今秋11月3日から6日の4日間にわたり、昨年よりもさらに発展したかたちで、都内11の美術館/インスティテューション、41のギャラリーを繋いで開催すると発表した。

一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームが主催するアートウィーク東京は、東京の現代美術を支えるコミュニティを国内外に紹介し、日本のアートの国際的な認知度を高め、日本と海外のアートシーンの交流を促し、日本における現代美術の健全で活発なエコシステムを構築し、地域の特性と国際的な活動の連携を促進することを目的としている。その特徴のひとつは、世界最高峰のアートフェア「アートバーゼル」との提携。国際的なアートイベントにおける高度な専門知識や経験を有するアートバーゼルとの協力関係は、アートウィーク東京が国際的なネットワークにおける東京の地位を確立するために重要な要素となっている。

 


シャトルバスのルートマップを掲載したチラシ、2021年

 

4日間で2万人以上が参加した昨年同様、アートウィーク東京では、都内の美術館やギャラリーが企画する展覧会の結びつけるとともに、日本の現代美術の美術史的文脈や対話に焦点をあてたオンラインのトークシリーズなどの実施を予定している。昨年に比べ、美術館/インスティテューションの参加は、アーティゾン美術館、東京国立近代美術館、東京都写真美術館、森美術館、ワタリウム美術館、東京オペラシティ アートギャラリーの6館から、国立新美術館、東京都現代美術館、東京都庭園美術館、銀座メゾンエルメス フォーラム、資生堂ギャラリーが加わることで11館に大幅増加。ギャラリーでは、KEN NAKAHASHI(ケンナカハシ)、KOSAKU KANECHIKA(コウサクカネチカ)、Satoko Oe Contemporary(サトコオオエコンテンポラリー)、SNOW Contemporary(スノーコンテンポラリー)、タグチファインアート、タクロウソメヤコンテンポラリー、LEESAYA(リーサヤ)が初参加となる。

昨年好評だった都内に点在する主要なアートスポットを結びつけるシャトルバスの運行は、本年度も運行ルートを4つから6つに増やして実施する。東京都とアートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会が主催となり、アートウィーク東京(モビールプロジェクト)と称して、車内での特別なアートプロジェクトも予定している。さらに本年度は、誰でも自由にダウンロードできる無料の「アートウィーク東京」専用アプリを用意。参加美術館での入場料が割引価格を受けられるほか、シャトルバスの利用、運行状況の確認のほか、ルートマップや会場案内などのサービスを提供する(リリースは9月を予定)。

 

アートウィーク東京
2022年11月3日(木)- 11月6日(日)
https://www.artweektokyo.com/
会場:都内52軒の美術館/インスティテューションとギャラリー/AWTインフォメーションセンター
主催:一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム
提携:Art Basel(アートバーゼル)
助成:文化庁

アートウィーク東京(モビールプロジェクト)
主催:東京都/アートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会
助成:文化庁

 


KANA KAWANISHI GALLERY外観


東京都写真美術館外観


東京国立近代美術館外観 画像提供:東京国立近代美術館

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