日産アートアワード2020が8月1日に開幕


 

2020年7月2日、日産アートアワード事務局は、4回目の開催となる『日産アートアワード2020』の会期を8月1日から9月22日までとすると発表した。同時期に開催中のヨコハマトリエンナーレ2020の会場である横浜美術館やプロット48と同じくみなとみらい21地区に、日産自動車が期間限定で開設した「ニッサン パビリオン」が会場となる。展覧会開催にあたり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止のガイドラインなどを踏まえた必要な対策を講じるとともに、グランプリの発表および授賞式をはじめ、シンポジウムなどのオンラインライブ配信や、ファイナリストトークの映像アーカイヴのオンラインでの視聴などを行なう予定。

日産アートアワードは、「人々の生活を豊かに」という企業ビジョンのもとに、日産自動車が現代美術における優れた日本のアーティストの支援と、次世代へと続く日本の文化発展への貢献を目的に2013年に設立した。日本国籍を有する者、または、日本国内に制作あるいは活動拠点を持つアーティストを対象に、国内を拠点に活動する候補者推薦委員が選出したアーティストの中から、国内外の美術機関の館長レベルの識者からなる国際審査委員会がファイナリストを選出する。

昨年5月にヴェネツィアで開かれた第一次選考会で選ばれたファイナリストは、潘逸舟、風間サチコ、三原聡一郎、土屋信子、和田永の5名(各アーティストのプロフィールはこちらの記事を参照)。『日産アートアワード2020』では、それぞれ新作を発表し、国際審査委員会による最終選考を経て、8月26日にグランプリが発表される。グランプリには賞金300万円(ファイナリストの賞金100万円を含む)と海外レジデンスの機会が提供される。なお、例年グランプリとともに発表されていた観客の投票によるオーディエンス賞の実施は見送られることになった。

 

日産アートアワード
2020年8月1日(土)- 9月22日(火・祝)
会場:ニッサン パビリオン(神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-1)
https://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/NAA/
参加アーティスト:潘逸舟、風間サチコ、三原聡一郎、土屋信子、和田永

 


 

日産アートアワード2020 授賞式
2020年8月26日(水)夕方
※配信URLなど詳細は、後日公式ウェブサイトやSNSで発表

エンゲージメントプログラム(※視聴方法など詳細は、後日公式ウェブサイトやSNSで発表)
【ライブ配信】
シンポジウム
※詳細調整中・後日発表

グランプリに聞いてみよう!
登壇者:日産アートアワード2020 グランプリ受賞者
2020年9月5日(土)11:00-12:00

【映像アーカイブ】(会期中にオンラインで視聴可能)
#おうちで美術鑑賞

ファイナリストトーク
1) 潘逸舟 × 堀内奈穂子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト] キュレーター)
2) 風間サチコ × 木村絵理子(横浜美術館主任学芸員/ヨコハマトリエンナーレ2020企画統括)
3) 三原聡一郎 × 田坂博子(東京都写真美術館学芸員)
4) 土屋信子 × 水田紗弥子(Little Barrelキュレーター/日産アートアワード運営事務局)
5) 和田永 × 畠中実(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] 主任学芸員)

Copyrighted Image