アーカスプロジェクトが2019年度のオープンスタジオを開催


ルース・ウォーターズ 心理学者浦田悠氏へのインタビュー、提供:アーカスプロジェクト実行委員会

 

茨城・守谷のアーカスプロジェクトは、2019年11月20日から24日の5日間にわたり、国内外から同プロジェクトのレジデンスプログラムに参加する3名のアーティストのオープンスタジオを開催する。

2019年度は、88カ国・地域から寄せられた642件の応募、23件の日本人による応募の中から選ばれたクリストファー・ボーリガード、ルース・ウォーターズ、渡邊拓也の3名が、9月上旬からそれぞれの関心の下、調査、制作を重ねている。アメリカ合衆国のアイダホ州出身で現在はブリュッセルを拠点に活動するクリストファー・ボーリガードは「2つの東京オリンピックと都市開発」、イギリスのランカスター出身でロンドンを拠点に活動しているルース・ウォーターズは「宇宙開発と人間の心理」、東京都出身で2016年に東京藝術大学大学院を修了し、東京を拠点に活動している渡邊拓也は「地域社会とブラジル人コミュニティ」について取り組んでいる。

完成された作品の並ぶ展覧会ではなく、滞在中のアーティストの制作の拠点となるスタジオで、アーティスト本人と対話し、制作過程を体験することのできるオープンスタジオ。オープンスタジオ期間は、アーカスプロジェクトディレクターの小澤慶介やコーディネーターによるガイドつきスタジオ鑑賞ツアー、小学生、中学生を対象としたタジオ鑑賞ツアーを企画しているほか、福山市立大学准教授の桑田学をスピーカーに招き、「アーカスで、マンゴーが採れる日」と題した、経済とアートの観点から気候変動について語るトークを開催する。桑田は2014年にオットー・ノイラートの経済思想を中心に論じた『経済的思考の転回:世紀転換期の統治と科学をめぐる知の系譜』(以文社、2014)を上梓、近年の論文に思想誌『現代思想』が人新世を特集した号に寄稿した「人新世と気候工学」(2017)などがある。

 

オープンスタジオ
2019年11月20日(水)- 11月24日(日)13:00-18:00
会場:アーカススタジオ(もりや学びの里内)
http://www.arcus-project.com/jp/
イベントURL:http://www.arcus-project.com/jp/event/2019/ev_jp191120130000.html

 


クリストファー・ボーリガード カシマサッカースタジアムでの撮影、提供:アーカスプロジェクト実行委員会


渡邊拓也 制作中の映像より

 

関連プログラム

スタジオガイドツアー
2019年11月20日(水)、21日(木)、22日(金)14:00-15:00
コーディネーターによるガイドつきスタジオ鑑賞ツアー
要予約(申込期限:11/15)※公式ウェブサイトを参照

ディレクターツアー
2019年11月23日(土)、24日(日)14:00-15:00
アーカスプロジェクトディレクター小澤慶介によるガイドつきスタジオ鑑賞ツアー〈逐次通訳あり〉
※予約不要

キッズツアー
2019年11月23日(土)11:00-12:00
小学生対象のスタジオ鑑賞ツアー
定員:15名(先着順)
要予約(申込期限:11/15)※公式ウェブサイトを参照

中学生ツアー
2019年11月24日(日)11:00-12:00
中学生対象のスタジオ鑑賞ツアー
定員:15名(先着順)
要予約(申込期限:11/15)※公式ウェブサイトを参照

トーク|アーカスで、マンゴーが採れる日
2019年11月23日(土)16:00-18:00
スピーカー:桑田学(福山市立大学 准教授)
小澤慶介(アーカスプロジェクト スピーカー)

タイムテーブル、内容については追加・変更の可能性あり

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