香川県在住の美術作家・松村武夫は、作家活動を行いながら、大学教授として美術教育に携わっています。
松村の作品の源泉は、身近にある〈自然〉です。「たとえば、散策の途中で海景をながめ、目にとまった落ち葉や貝殻などを手に取り、その美しい色や形に魅せられて足を止める。その時の光や風の質、周囲の音や匂いを記憶して多義的な体験となったその余情を、作品の素材となる物質と自己の身体とのやり取りを通して表現したい。」と、松村は制作への想いを語ります。
本展は、里山・里浜を歩いた時の感覚を主題に、ペンやインクなどによるドローイングと、アクリル・油彩の平面作品を中心に、素材や表現手法が異なる3種類の立体作品を加えた約40点で構成します。作品を通して、自然の一部である私たちの、身体的な感覚を再認識する機会になれば幸いです。
期間:令和7年12月16日(火)~令和8年2月8日(日)
場所:高松市塩江美術館企画展示室
時間:午前9時~午後5時(入室は午後4時30分まで)
観覧料:一般300円、大学生150円(常設展観覧料含む/団体は20名以上2割引)
高校生以下及び65歳以上の方、身体障害者手帳等の所持者、高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生は無料
休館日:月曜日(1月12日(月・祝)は開館、1月13日(火)は休館)、年末年始(12月29日(月)~1月3日(土))
主催:高松市塩江美術館
【関連イベント】
ギャラリートーク
内 容:出品作家が自身の作品や制作などについて語ります。
開催日:1月24日(土)
講 師:松村武夫(出品作家)
時 間:午後2時から(30分程度)
場 所:高松市塩江美術館 企画展示室内
対 象:一般
参加料:展覧会観覧券が必要
