上田薫展

 

なま玉子やゼリーなど身近なモティーフを超写実的に描く上田薫(1928~)。独自のスタイルでリアルを極限まで追求した上田の初期から最新作までを紹介します。

上田薫は、1928年東京に生まれ1954年東京藝術大学を卒業後、抽象画家としてキャリアをスタートさせます。その後グラフィックデザイナーとして活躍した上田は、1960年代に再び絵画制作に取り組み、70年代には写真を使って対象を精巧に描き出す独自の写実表現を確立し、そのリアリティは子どもから大人までを魅了し続けています。瞬間を捉えた写真をもとにして精巧に描き出すその手法は、情報技術が進み写真や映像の表現が進化し続けている現代においても、新しい視点を提供し、観客の目を楽しませます。
本展では、モティーフを拡大し超写実的に描いた油彩画はもちろん、大学時代に描いたデッサンや初期の抽象絵画も展示します。さらには本年に描かれた最新作まで紹介し、スーパーリアリズムからは離れながらも多彩な表現を続ける上田の描くことへの飽くなき探求心と挑戦を感じていただけることでしょう。
瞬間を鮮やかに描いた上田薫の世界を存分にお楽しみください。

 

展覧会基本情報

会期:
2023年7月15日(土曜日)~9月18日(月曜日・祝日)

休館日:
月曜日(7月17日(月曜日・祝日)、9月18日(月曜日・祝日)開館、7月18日(火曜日)休館)

開館時間:
午前9時30分~午後5時(入室は閉館30分前まで)
(ただし、金曜日・土曜日は午後7時閉館)

会場:
美術館2階展示室

観覧料:
【一般】1,200円(960円)※65歳以上も一般料金
【大学生】600円(480円)※高松市キャンパスメンバーズ制度加盟大学等の学生証所持者は団体料金
【高校生以下】無料
※()内は20名以上の団体料金
※前売券は高松市美術館1階、高松市役所生協、ゆめタウン高松サービスカウンター、宮脇書店本店及び南本店にて7月14日(金曜日)まで販売(詳細な販売開始時期は各店舗にお問い合わせください。)
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者(または障害者手帳アプリ「ミライロID」提示)は入場無料
※新型コロナウイルス感染防止のため、開催内容の変更や入場制限等を行う場合がございます。ご来場前に必ずホームページにて展覧会情報をご確認ください。

主催:
高松市美術館

特別協力:
名古屋画廊

助成:
公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人 花王 芸術・科学財団

お問い合わせ先:
高松市美術館
電話:087-823-1711

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