<高松市美術館>京都市美術館名品展 京の美人画100年の系譜

 京都市美術館は、1933(昭和8)年に大礼記念京都美術館として開設され、1952(昭和27)年に現在の名称となりました。同館は近現代美術を展示する西日本最大の施設のひとつとして、現在にいたるまで大きな役割を果たしてきました。明治以降の京都を中心とした数多くのコレクションは日本近代の美術・工芸の流れを物語るものとして高く評価されています。
そのコレクションの中でも本展では「美人画」に着目します。女性像は古くから描かれてきましたが、明治以降、美術の中心的な主題として花開くとともに変動する社会の中で多様化していきます。大正から昭和にかけては、時代を象徴するモダンガールも登場し、和洋渾然とした装いやモダンな調度品に囲まれた女性の豊かな生活が描かれます。女性の描写は、とりもなおさず時代を映し出すものであったといえるでしょう。
本展では京都市美術館所蔵の日本画から精選した、上村松園《人生の花》、土田麦僊《平牀》、前田青頓《観画》、菊池契月《南波照間》など約70点の名品を通して、明治・大正・昭和にいたる女性像のさまざまな表現と変遷を紹介します。

会  場:高松市美術館2階展示室
会  期:2018(平成30)年4月21日(土)~6月3日(日)
開館時間:9:30~19:00(但し日曜日は17:00閉館/入室は閉館30分前まで)
休 館 日:月曜日(但し月曜日が祝日の場合は翌火曜日休館)
観 覧 料:一般1000円(800円)、大学生500円(450円)*( )内は前売り及び20名以上の団体料金

主  催=高松市美術館
特別協力=京都市美術館

詳細はこちらから
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/index.html

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