特別展「梅津庸一 クリスタルパレス」

 

本展覧会では、美術家・梅津庸一(1982-)の、2000年代半ばより始まる仕事を総覧します。油彩による裸の自画像、多彩な抽象ドローイング、映像、陶芸、版画などの作品をとおして、梅津はこれまで、日本の美術(制度)史への愛憎半ばする批評的態度を表明してきました。また、その活動は作品制作だけにとどまらず、私塾の開設や、展覧会の企画、非営利ギャラリーの運営、テキストの執筆へも展開しています。彼の多種多様な活動を貫いているのは、「この国で美術家として生きることはいかにして可能なのか」という問いです。本展覧会は、そんな梅津からの問いかけを起点に、「人がものをつくる」という行為の可能性について根本から再考することを目指します。

 


梅津庸一《智・感・情・A》2012-14年 布、パネルに油彩 東京都現代美術館蔵 撮影:大谷一郎

 


梅津庸一《幻視》2021年 陶 艸居蔵 撮影:今村裕司 画像提供:艸居

 


梅津庸一《集団意識》2021年 紙に水彩、インク、アクリル、油彩、エナメル みそにこみおでん蔵 画像提供:艸居

 

会場   国立国際美術館
会期   2024年6月4日(火)– 10月6日(日)
開館時間 10:00 – 17:00、金曜・土曜は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
休館日  月曜日(ただし、7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・休)は開館し、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)は休館)
観覧料  一般1,200円(1,000円) 大学生700円(600円)

※( )内は20名以上の団体料金および夜間割引料金(対象時間:金曜・土曜の17:00 – 20:00)
※高校生以下・18歳未満無料(要証明)
※心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(要証明)
※本展覧会会期中は、展示室の整備・修繕のため、コレクション展を開催しません。

主催 国立国際美術館
協賛 公益財団法人ダイキン工業現代美術振興財団
助成 令和6年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業
協力 艸居、Kanda & Oliveira、Taka Ishii Gallery、Kawara Printmaking Laboratory, Inc.

都合により、会期および開館時間などが変更になる場合があります。最新情報は当館ホームページでご確認ください。
国立国際美術館ホームページ

Copyrighted Image