Viva Video! 久保田成子展

東京都現代美術館では、新潟に生まれ、国際的に活躍した久保田成子(1937-2015年)の没後初、日本では約30年ぶりの大規模な個展を開催します。映像と彫刻を組み合わせた「ヴィデオ彫刻」で知られる久保田は、ヴィデオ・アートの先駆者の一人とみなされています。しかしながら、彼女の現代美術への貢献は、十分に評価されているとはいえません。

本展の目的は、アメリカを拠点に日本人女性アーティストとして活動した久保田成子について、最新かつ文脈に沿った研究成果を国際的な観客に提供することにあります。2015年に彼女が亡くなった直後、その遺産を保護し、さらに発展させるために、久保田成子ヴィデオ・アート財団がニューヨークに設立されました。財団の全面的協力によって開催される本展では、復元されたヴィデオ彫刻のほか、作家によって保管されていたドローイング、資料などを中心に、国内美術館の所蔵品や作家の遺族からの借用品を含め、初公開資料を多数展示します。

ヴィデオというメディアの黎明期に、世界を舞台に自らの芸術を展開する一人の女性作家として、何を考え、どのように表現を追求したのか。新潟県立近代美術館、国立国際美術館との協働で企画された本展では、代表作「デュシャンピアナ」シリーズをはじめ、ヴィデオ彫刻、映像作品、それらのためのスケッチやアーカイヴ資料などにより、久保田の仕事を多角的に展覧します。

[会期]
2021年11月13日(土)- 2022年2月23日(水・祝)

[休館日]
月曜日(2022年1月10日、2月21日は開館)、12月28日-2022年1月1日、1月11日

[開館時間]
10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)

[観覧料]
一般 1,400円 / 大学生・専門学校生・65歳以上1,000円 / 中高生 600円 /小学生以下無料

※ 予約優先チケットもございます。
※ 本展チケットで、「MOTコレクション」もご覧いただけます。
※ 小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
※ 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者とその付き添いの方(2名まで)は無料です。

[会場]
東京都現代美術館 企画展示室 3F

[主催]
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会

[協賛]
ライオン、DNP大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網

[助成]
テラ・アメリカ美術基金、文化庁・令和2年度文化庁優れた現代美術の国際発信促進事業、公益財団法人ポーラ美術振興財団

[URL]
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/shigeko_kubota/

東京都現代美術館
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