遠山昇司展 収蔵庫の鳥たち

 

熊本県八代市出身の映画監督・遠山昇司は、これまで地域にフォーカスした劇映画を制作すると同時に、アートプロジェクトや舞台作品、芸術祭の統括ディレクターなど多彩な活動を続けてきました。本展は、美術館に眠る収蔵品から、自身の映画やアートプロジェクトまでを、「鳥」を切り口として、遠山が新たな視点で再構成するインスタレーション形式の個展となります。
海の上の小学校を郵便局に見立て、手紙の交換をするアートプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」、豪雨災害後の球磨川を撮った映画「あの子の夢を水に流して」などの代表作から、シベリア抑留体験を絵画にした画家・宮崎静夫の描く鳥にスポットを当てた新作インスタレーション「鶴をひらく」、及び展覧会タイトルでもある「収蔵庫の鳥たち」を展示します。併せて、熊本県立小国高等学校の生徒の皆さんと共同制作した映像作品「しろい息」までを、どうぞお楽しみください。

展覧会情報

展覧会名:遠山昇司展 収蔵庫の鳥たち

会 場: 熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ、Ⅱ

 : 2025年10月5日(日)-12月14日(日)

時 間: 10:00-20:00(入場は19:30まで)

休館日: 火曜

観覧料

一般: 1,300(1,100)円

シニア〔65歳以上〕: 1,000(800)円

学生〔高校生以上〕: 800(600)円

中学生以下: 無料

*( )内は前売/20名以上の団体/電車・バス1日乗車券、市電緑のじゅうたんサポーター証、熊本県立美術館友の会証、JAF会員証をご提示の料金

* 各種障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等)をご提示の方とその付き添い1名は無料

*うぇるかむパスポートをご提示の方は無料

*前売券の販売は10月4日(土)まで

*10月12日(日)は開館記念日のため入場無料

主 催: 熊本市現代美術館[熊本市、公益財団法人 熊本市美術文化振興財団]、熊本日日新聞社

 

展覧会関連イベント

オープニングトーク                                  

 「収蔵庫の鳥たち」展ほか、小国町で開催中のプロジェクトについて語ります。

日 時:10月5日(日)13:00~14:30 各30分程度

出 演:遠山昇司(本展作家)、「小さな国」プロジェクトメンバーほか

場 所:ホームギャラリー ※「小さな国」特製スープもあわせてお楽しみください。

定 員:80名(先着順)、参加無料

 

小さな水曜日郵便局

会期中に「小さな水曜日郵便局」が美術館の中に開局します。あなたの水曜日の思い出を誰かと交換してみましょう。

場 所:熊本市現代美術館アートラボマーケット ※切手代等の参加費が必要です

 

アーティストトーク①「遠山昇司×日比野克彦(当館館長)」

日 時:10月12 日(日) 14:00~15:00

場 所:展覧会場内をツアー形式で巡ります

定 員:40名程度 参加無料 ※直接会場入口に集合(予約不要)

 

アーティストトーク②「遠山昇司×片岡真実(森美術館館長/国立アートリサーチセンター センター長) 

本展や地域芸術祭のあり方について語ります

日 時:11月15日(土)15:00~16:00

場 所:ホームギャラリー

 

 

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