「丸木位里・俊 ―《原爆の図》をよむ」展覧会図録

丸木夫妻が共同で制作した《原爆の図》を中心に、ふたりの画業を紹介する特別展「丸木位里・俊―《原爆の図》をよむ」(~11/25)の展覧会図録をご紹介します。

目をひく装丁は、表紙のタイトルが銀の箔押しでキラッと光る仕上がりに。見返しページの紙も黒いだけでなく独特の手触りで《原爆の図》らしさを感じさせるものになっています。

全出品作品の図版を掲載し、中でも《原爆の図》は、本作(原爆の図丸木美術館所蔵)と再制作版(当館所蔵)を比較する形でレイアウトしており、表現の違いを見比べることができます。他にも、戦後広島で活躍した詩人・峠三吉との交流を示す葉書など関連資料も多数収録。

表紙カバーには面白い仕掛けがあるので、入手された際にはぜひめくってみてください。

 

|目次|

《原爆の図》と広島 笹野摩耶(広島市現代美術館学芸員)

図版
1-1 丸木俊
1-2 丸木位里
2 《原爆の図》と全国巡回
3 《原爆の図》をめぐる表現
4 丸木位里・俊と広島

論考
《原爆の図》再制作版についての覚書 寺口淳治(広島市現代美術館副館長)

資料編
作品・資料リスト
年表
主要参考文献

|仕様|
価格:2,300円(税込)/112頁/B5/日英バイリンガル
翻訳:クリストファー・スティヴンズ
デザイン:野村勝久(株式会社野村デザイン制作室)、松本恵子(k.design)
印刷:株式会社サンニチ印刷
発行:広島市現代美術館

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