開館50周年「コレクションのつくりかた/つたえかた」

ピエール=オーギュスト・ルノワール《読書するふたり》1877年、油彩・カンヴァス

 

本年、当館は開館50年を迎えます。長い月日をかけて収集が重ねられたコレクションは現在約2,100点を数え、日本の近代洋画、西洋の近代美術、国内外の現代美術、日本と中国の古美術、日本画、染織工芸など幅広い分野にわたります。本展では、そのなかから近代洋画と西洋の近代美術のコレクションを取り上げ、代表的な作品約100 点をご紹介します。美術作品はそれぞれの作者の芸術家人生の断片であり、唯一無二の個性と魅力を持っています。制作や収集背景をひもとく解説とともに、作品との対話をお楽しみください。
また、美術館はコレクションした作品の魅力を広く伝える役割を担っています。今回は、収蔵作品の公開や展覧会出品について、さらに作品鑑賞をサポートするさまざまな教育ツールの開発など、コレクションのコミュニケーションについてもご紹介します。
*会期中、版画作品等の展示替えがあります。

 

展覧会名:コレクションのつくりかた/つたえかた ー日本と西洋の近代美術ー
Ways of making museum collections and how to communicate them
会期:2024年4月20日(土)ー6月23日(日)
休館日:毎週月曜(ただし4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
会場:群馬県立近代美術館
観覧料:一般600円、大高生300円
*( )内は20名以上の団体割引料金
*中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
*コレクション展示(2階展示室)は改修工事のためご覧いただけません。
主催:群馬県立近代美術館

 

関連事業
〇記念講演会
1.「The Museum of Modern Art をめざして
― 群馬県立近代美術館のコレクションで見るモダンアートの歴史」
講師:岡部昌幸(当館特別館長、帝京大学名誉教授)
日程:4月20日(土)午後2時-3時30分

2.「うつりかわる藤田嗣治像―群馬近美《人形を抱く少女》収蔵からの32年」
講師:林 洋子(美術史家、兵庫県立美術館館長)
日程:5月25日(土) 午後2時-3時30分

3.「ミュージアムの中で、‘さわる’からはじまる時間をデザインする」
講師:齋藤名穂(建築家、デザイナー、UNI DESIGN 主宰)
日程:6月9日(日) 午後2時-3時30分

〇学芸員による作品解説会
日時:5月1日(水)、5月18日(土)、6月16日(日)午後2時-3時

〇群馬県立近代美術館50周年記念 近美× 館美 連携イベント
本展会期中(4/20~6/23)、本展と群馬県立館林美術館の「シンフォニー・オブ・アート」展の両方を観覧されたお客さまに、50周年記念オリジナル缶バッジをプレゼントします。
詳細は館HP をご覧ください。https://mmag.pref.gunma.jp/

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