2020年に開館30周年を迎える水戸芸術館現代美術センターは、移り変わる社会の中で今アートセンターに求められる役割を探る企画「アートセンターをひらく」を2期に分けて実施しています。2019年3月から5月にかけて行った第Ⅰ期では、アートセンターを「アートが生まれる場」と捉えなおし、ギャラリーをアーティストや来場者の「創作と対話」のために活用しました。第Ⅱ期では、展覧会を軸に、対話とさまざまな活動を育む場としてギャラリーを活用します。
本展覧会では、第Ⅰ期にて1カ月の滞在制作を行った招聘アーティスト6名が地域や当館をリサーチし、市民の協力を得て制作した新作を発表します。また、第Ⅰ期から継続中の砂連尾理による対話と身体表現のワークショップ「変身」の様子を公開し、最終発表を行います。
ギャラリー内のワークショップ室には人気の「カフェ」が12月5日から出現!さまざまな人々が思い思いに過ごし、出会い、活動できる場を設けます。作品をきっかけに対話や関わりが生まれ、次へとつながりうる社会的な場としてアートセンターをひらくことで、今求められるアートセンターの役割を実践的に探ります。
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会期:2019年10月26日~2020年1月26日(日)
開館時間:9:30~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日、11月5日(火)、年末年始(12月27日(金)~1月3日(金))、1月14日(火) *ただし、11月4日(月・振)、1月13日(月・祝)は開館
出品作家:呉 夏枝、ハロルド・オフェイ、砂連尾 理、末永史尚、潘 逸舟、毛利悠子、エマニュエル・レネ
主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
後援:ブリティッシュ・カウンシル
助成:アンスティチュ・フランセ パリ本部、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、グレイトブリテン・ササカワ財団、芸術文化振興基金
協力:サントリーホールディングス株式会社、株式会社DNPフォトイメージングジャパン、社会福祉法人 潮福祉会
企画:竹久 侑(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)
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