所蔵作品展「MOMATコレクション特別編 ニッポンの名作130年」

岸田劉生《 道路と土手と塀(切通之写生)》 1915 年、重要文化財

東京国立近代美術館では、今夏、明治から現代までの日本美術の名作をコレクションから選りすぐった特別編 「ニッポンの名作130年」を開催します。横山大観《生々流転》をはじめとする8点の重要文化財を核とした部屋や、藤田嗣治、東山魁夷ら著名な作家を特集した部屋などが連なる、ふだんとは一味違った贅沢な展示です。
明治以降、海外への門戸を開いた日本は、西洋文化にあこがれる一方、自らのアイデンティティを問い続けて
きました。そしてまた震災や戦争などにも直面してきました。そうした激動の時代の中から生み出された作品は、 それぞれの時代の姿を鮮やかに映し出してもいるでしょう。近代から現代に至る約130年の日本美術の流れを、 珠玉の名作ばかり約250点(会期中一部展示替あり)の作品でたどる本展は、オリンピック・パラリンピック にあわせて、訪日外国人を含む多くの方々にご覧いただきたいと企画したものです。新型コロナウイルスの感染 拡大により、海外からのお客様はお迎えしにくい状況となりましたが、めったに一堂に会することのない名作をまとめてじっくり堪能できる貴重な機会です。ぜひお楽しみください。

会 期: 2021年5月25日(火)~2021年9月26日(日)
午前10時~午後5時 ※入場は閉館の30分前まで

休館日: 月曜日(7月26日、8月2日、8月9日、8月30日、9月20日は開館)
6月17日(木)、8月10日(火)、9月21日(火)

会 場: 東京国立近代美術館 4F-2F 所蔵品ギャラリー

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