Low Kee Hong. Courtesy Biennale of Sydney. Photo: Daniel Boud.
2026年7月、シドニー・ビエンナーレ事務局は、2028年に開催する第26回シドニー・ビエンナーレのアーティスティック・ディレクターに、マンチェスターの複合文化施設アヴィヴァ・スタジオを運営するファクトリー・インターナショナルのクリエイティブ・ディレクター、ロウ・キーホンが就任すると発表した。
ロウ・キーホンは、クリエイティブ・ディレクターとして、同団体のアーティスティック・ディレクターでチーフ・エグゼクティブのジョン・マックグラースとともにファクトリー・インターナショナルを率いて、アヴィヴァ・スタジオにおけるさまざまなプログラムを企画してきた。アヴィヴァ・スタジオなどで開かれた艾未未の個展「Ai Weiwei: Button Up!」のキュレーションを手がけ、出品作品となる24時間にわたるパフォーマンス《Sewing a Button》の制作にも携わる。また、2年に一度の国際展、マンチェスター・インターナショナル・フェスティバル(MIF)のキュレーションも手がけてきた。ロウは、そのキャリアにおいて、シンガポール・ビエンナーレの創設ディレクターおよびジェネラル・マネージャー、シンガポール・アーツ・フェスティバルのアーティスティック・ディレクターおよびジェネラル・マネージャー、同じくシンガポールのシアターワークスのアソシエイト・アーティスティック・ディレクター、香港の西九文化区における演劇部門統括などを歴任。そのキャリアを活かし、現代美術だけでなく、音楽、建築、パフォーマンス、文学、哲学、食、ファッション、自然など、さまざまな領域に展開するビエンナーレが期待される。ロウはシドニー・ビエンナーレのアーティスティック・ディレクターに就任するにあたり、さまざまな人々が集まり、コミュニティを再構築する新たな方法を提案し、この困難な時代にあっても喜びを感じる力を祝福するような、寛容さに満ちたビエンナーレを目指していると抱負を述べた。
なお、2026年6月にシドニー・ビエンナーレ事務局長にアデル・ロビンソンが就任。ケイト・ミルズの後を継いで同職に就任したロビンソンは、今回のアーティスティック・ディレクターの選考にも携わった。
第26回シドニー・ビエンナーレは、2028年3月11日の開幕を予定している(プレビューは3月8日から3月10日)。
第26回シドニー・ビエンナーレ
2028年3月11日-
https://www.biennaleofsydney.art/
アーティスティック・ディレクター:ロウ・キーホン
過去10年のアーティスティック・ディレクターとテーマ
第25回(2026)|フール・アル・カシミ「Rememory」
第24回(2024)|コスミン・コスティナス&インティ・ゲレロ「Ten Thousand Suns」
第23回(2022)|ホセ・ロカ「rīvus」
第22回(2020)|ブルック・アンドリュー「NIRIN」
第21回(2018)|片岡真実「Equilibrium & Engagement」
