展示風景:「スッティー・クッナーウィチャーヤノン:ステレオタイプなタイ」100トンソン・ギャラリー、バンコク、2005年
MAMコレクション003:
スッティー・クッナーウィチャーヤノン—ステレオタイプなタイ
MAMスクリーン003:
交差する視点—海外アーティストたちが見た日本の風景
MAMリサーチ003:
ファンタジー・ワールド・スーパーマーケット—インドネシア現代美術のアプローチ、実践、思考 1970年代のニュー・アート・ムーブメントから現在まで
2016年3月26日(土)-7月10日(日)
森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館時間:10:00-22:00(火曜は17:00まで ※5/3は22:00まで)入館は閉館30分前まで
会期中無休
森美術館では、『六本木クロッシング2016展』との同時開催で、同館所蔵作品を紹介するMAMコレクション、企画展ではなかなか全編観ることができない映像作品を集中して鑑賞できるMAMスクリーン、アジア各地のアーカイブや研究機関、研究者と協働で各地の芸術運動などを調査、紹介するMAMリサーチの第3弾をそれぞれ開催する。
MAMコレクション003:スッティー・クッナーウィチャーヤノン—ステレオタイプなタイ
企画:近藤健一(森美術館キュレーター)
森美術館のコレクションを紹介する本企画では、バンコク出身のスッティー・クッナーウィチャーヤノンが2005年にバンコクの100トンソン・ギャラリーで発表した「ステレオタイプなタイ」を紹介する。教室に見立てた空間にオブジェや絵画、立体作品を配した同作品は、「陽気」「笑顔」といった典型的なタイのイメージとは異なるイメージを提示することで、本当のタイの姿とは何かを問いかける。4月16日(土)には作家本人が来日し、森美術館でワークショップを開催。その記録も展示の一部として公開する予定。
アーノウト・ミック「段ボールの壁(スクリーニング・バージョン)」2013/2016年 約30分 Courtesy: Carlier Gebauer, Berlin
MAMスクリーン003:交差する視点—海外アーティストたちが見た日本の風景
企画:荒木夏実(森美術館キュレーター)、キム・ソンジョン(アートソンジェセンターディレクター)、小澤慶介(キュレーター/特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト])、ウー・ダークン(台北国際芸術村ディレクター)
本企画では、『六本木クロッシング2016展』共同キュレーターが選んだ、海外在住のアーティストが日本で制作した映像作品を紹介する。上映作品は、ピエール・ユイグの「無題(ヒューマン・マスク)」(2014)、カールステン・ニコライの「future past perfect pt.03 (u_08-1)」(2009)、アーノウト・ミックの「段ボールの壁(スクリーニング・バージョン)」(2013/2016)、イルワン・アーメット&ティタ・サリナの「エア・ボール」(2014)、ジュン・グエン=ハツシバの「ホー!ホー!ホー!メリー・クリスマス:イーゼル・ポイントの戦闘-メモリアル・プロジェクト沖縄」(2003)の5作品(約75分)。
『インドネシア・ニュー・アート・ムーブメント』表紙
1979年 Courtesy: FX Harsono, Jim Supangkat, S. Prinka 画像提供: Collection of Hyphen
MAMリサーチ003:ファンタジー・ワールド・スーパーマーケット—インドネシア現代美術のアプローチ、実践、思考 1970年代のニュー・アート・ムーブメントから現在まで
企画:熊倉晴子(森美術館アシスタント・キュレーター)、グレース・サンボー(インディペンデント・キュレーター)
本企画では、西洋的な文脈に基づいた従来のインドネシア近代美術の枠組みから逸脱すべく当時の若手作家が考案した展覧会を中心に、インドネシアに現代美術が誕生するきっかけとなった70年代の芸術運動「インドネシア・ニュー・アート・ムーブメント(Gerakan Seni Rupa Baru / GSRBI)」を紹介する。3月27日(日)には、本展共同企画者のグレース・サンボーが「インドネシア現代美術の歴史と実践について」語るキュレータートークを開催。申込は公式ウェブサイトを参照。
同時開催
六本木クロッシング2016:僕の身体(からだ)、あなたの声
2016年3月26日(土)-7月10日(日)