ハイレッド・センター:「直接行動」の軌跡展
2013年11月9日(土)-12月23日(月・祝)
名古屋市美術館
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/
開館時間:9:30-17:00(金曜は20時まで)入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、12/23は開館)
名古屋市美術館では『ハイレッド・センター:「直接行動」の軌跡展』を開催、1963年の結成から50年を数えるハイレッド・センターの「直接行動」の軌跡を、印刷物や記録写真、主要メンバーの同時期の作品とともに紹介する。
ハイレッド・センターは、読売アンデパンダン展崩壊後の1963年に高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之によって結成される。三人の頭文字の英訳を並べただけではあるが、どこか公共団体を思わせる名称を掲げ、安保闘争後、高度経済成長の道を邁進する1960年代の日本において、平穏な「日常」のなかに「芸術」を持ち込むことで、退屈な「日常」を「撹拌」しようと試みる。山手線の車内や有楽町駅などで行われた「山手線事件」を先駆として、HRCの武器(紐、梱包、洗濯バサミ)を公開した「第5次ミキサー計画」からはじまって、核時代の世界の現実を背景として帝国ホテルで行われた「シェルター計画」や東京オリンピックが開催される銀座の並木通りで行われた「首都圏清掃整理促進運動」などの「直接行動」は、同時代の社会における「芸術」的な陰謀として実行された。
なお、本展は渋谷区立松濤美術館への巡回を予定している。
関連イベント
フィルム・パフォーマンス&レクチャー
2013年11月10日(日)14:00-
■フィルムプログラム
中西夏之との共作による「視姦について」1964年
オノ・ヨーコが作曲した「Ai(Love)」1962年
風倉匠が主演した「リリパット王国舞踏会」1964年
「DADA62」1962年による「フィルム・コンサート」
■レクチャー「映像による〈直接行動〉」
飯村隆彦(映像作家)
会場:同美術館講堂
定員:先着180名(無料)
解説会「ハイレッド・センターの〈直接行動〉について」
山田諭(名古屋市美術館学芸係長)
2013年11月17日(日)14:00-
会場:同美術館講堂
定員:先着180名(無料)
2014年2月11日(火、祝)-3月23日(日)
渋谷区立松濤美術館
http://www.shoto-museum.jp/