O JUN展 まんまんちゃん、あん @ 青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)


「匍匐(Hau-co)」2013年 撮影:宮島径 © O JUN Courtesy Mizuma Art Gallery

O JUN展 まんまんちゃん、あん
2016年4月16日(土)-7月3日(日)
青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)ギャラリーA
http://www.acac-aomori.jp/
開館時間:10:00-18:00
会期中無休

展覧会担当:近藤由紀(青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)主任学芸員)

青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)では、言葉を超えたところにある絵画の面白さとその深遠を30年以上にわたって探求してきたO JUNの個展『O JUN展 まんまんちゃん、あん』を開催する。

O JUNは1956年東京都生まれ。関係性と無関係性、偶然と必然の狭間で出現するイメージを「意味」が発生する前の「モチーフ」として描くという独自のスタイルで絵画を中心とした制作を行なう。82年に東京藝術大学大学院を修了した後、スペイン、ドイツに遊学する。作家自身が拠点とする東京郊外をはじめ、現代日本の情景をさまざまな画材を使って描き続けている。一方、主に金属を溶かした手製の描画材「合金ペン」を使ってドローイングを行なうパフォーマンスもよく知られている。2013年から2014年にかけて、府中市美術館で個展『O JUN—描く児』を開催。そのほか、近年では六本木ヒルズA/Dギャラリーでの個展や、『DOMANI・明日展・PLUS』(アーツ千代田3331、2016)、『画家の詩、詩人の絵』(平塚市美術館ほか、2015-2016)、『美少女の美術史展』(青森県立美術館ほか、2014)などで作品を発表している。

本展では、これまでの油彩画や鉄枠で構成された作品を発表するとともに、手製の合金ペンによるドローイングが滞在制作される予定。展覧会タイトルの「まんまんちゃん、あん」は、念仏を意味する大阪、関西方面の幼児言葉。実際は、宗教的行為というよりむしろ、たわいもない日常と重なり、ほとんど意味をなさない言葉として存在する音は、意味と無意味が宙吊りとなったO JUN作品とどこかで通じ合うだろう。


Above:「カタルコ」2007年 撮影:宮島径 © O JUN Courtesy Mizuma Art Gallery.
Below:「焚き火」2010年 撮影:宮島径 © O JUN Courtesy Mizuma Art Gallery.

関連企画
アーティストトーク&ライブドローイング
2016年4月16日(土)14:00-16:00

ワークショプ「線!線!線!手製の鉛筆でひたすら線を描こう!」
2016年5月7日(土)
①鉛筆作り 10:30-12:00
会場:創作棟ワークショップスタジオ
定員:15名、中学生以上
②ドローイング 13:00-15:00
会場:展示棟ギャラリーA
定員:20名、小学生以上
どちらも、無料。要予約で、申込締切は5/1。応募者多数の場合は抽選。
中学生以上の方は①、②を続けて参加可能。

※その他の関連企画は、公式ウェブサイトを参照。

同時開催
ヴィジョン・オブ・アオモリ vol.14
「きみの世界とぼくの世界と」
2016年4月16日(土)-7月3日(日)
国際芸術センター青森 ギャラリーB ※会期中無休
ギャラリーノビタ、テコギャラリー
2016年5月9日(月)-5月21日(土)※日曜休み

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