NEWS: フィオナ・タン / CREAMヨコハマ国際映像祭


フィオナ・タンの作品”チェンジリング”がヨコハマ国際映像祭2009で展示中です。
http://ifamy.jp/
開催期間:10月31日(土) – 11月29日(日) 11:00-19:00(土日祝10:00-19:00)
会場:BankART StudioNYK (横浜みなとみらい線「馬車道駅」 6出口「万国橋口」)


Fiona Tan “Changeling”
©Fiona Tan

インドネシアに生まれ、オランダを拠点に活躍するフィオナ・タンは、反中国人暴動によって離散した自身の家族を追うドキュメンタリー・フィルム「May You Live in Interesting Times」(1997)をはじめ、ヨーロッパで高い評価を受けています。彼女が作品を通じてアイデンティティを追求するのは、中国系インドネシア人とオーストラリア人の両親をもち、東洋と西洋で育った背景があります。しばしば既存の記録フィルム素材を作品に取り入れ、ドキュメンタリーとフィクションの間を行き来するような表現は、まるで自分自身の文化的・歴史的ルーツを辿っているようでもあります。
作家がフリーマーケットで入手した古いアルバムをもとに作られた作品《チェンジリング(取替え子)》では、断片となって交換される過去の写真に架空の物語を与えています。

Fiona Tan フィオナ・タン 
 1966年インドネシア生まれ、オランダ在住。映像作家。中国系インドネシア人の父とオーストラリア人の母を持つ。88年からオランダに移り92年までアムステルダムのアカデミー、96年-97年に同地の国立美術学校に学ぶ。これまでヨーロッパを中心に個展・グループ展を開催。イスタンブール・ビエンナーレ、ICPトリエンナーレ、ドクメンタ11、ベニス・ビエンナーレ、ベルリン・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレなど、これまで数多くのアートショウに参加、精力的に制作活動を続けている。
2009年ヴェニス・ビエンナーレ、オランダ館代表。

Copyrighted Image