ヘンク・フィシュ “I have seen real happiness nowhere, but it is doubtless here”


4月2日(金)より、オランダの彫刻家、ヘンク・フィシュの個展を開催いたします。
ヨーロッパを拠点に国際的に活躍する作家の4年ぶり6度目の個展となる今展では、洞窟壁画を連想させるような大型の作品を含む新作の彫刻作品やド ローイング作品を発表致します。作家の来日に合わせ、アーティスト・トークの開催も予定しております。
 
ヘンク・フィシュはこれまで、人間の様々な精神や意思を形象化し、個人や社会とアートの関係を見つめ、作品に還元してきました。
彼の作品は、いわゆるブロ ンズ彫刻という重厚なイメージとは離れたところに存在しています。ある種の不気味さとユーモアを兼ね備え、どこか擬人化された作品には、一度見た人の心を とらえる魅力があります。
新作「I have seen real happiness nowhere, but it is doubtless here.(ほんとうの幸せを見たことはないけれど、それは確かにある。)」では、直線と曲線の平面的要素が立体で表現されていま す。親近感を覚える造形と心地よい詩的なリズムが鑑賞者の視線を捉え、また作品タイトルに込められた深層が、シンプルな立体構造と調和し、鑑賞者の想像力 を喚起します。

ヘンク・フィシュ
“I have seen real happiness nowhere, but it is doubtless here”
2010年4月2日(金)〜5月22日(土)

オープニング: 4月2日(金) 18:00 – 20:00

アーティスト・トーク:4月3日(土) 15:00 – 16:00
ゲスト:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)

http://www.wako-art.jp/

Image:
Henk Visch “U.R.A.” 2010
©Henk Visch

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