EXHIBITION: 高木こずえ 「SUZU」

高木こずえ 「SUZU」

2011年9月3日(土)- 10月1日(土)
火-土 11:00-19:00 日月祝 休
オープニングレセプション:9月3日(土)18-20時


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9-10 月のTARO NASUは高木こずえ「SUZU」を開催いたします。

高木こずえは1985 年長野県生まれ。現在、長野にて制作活動。
ストレートフォトグラフィからデジタルコラージュまでシリーズ発表毎に作風を変え、全く異なる視覚世界を切り拓いてきました。次々に変化を遂げる潜在的エネルギーと多様な表現力が評価され、2010 年には第35回木村伊兵衛写真賞を受賞しています。

今回の個展では、新作シリーズ「SUZU」を発表いたします。
2010 年以降東京から長野に活動の拠点を移した高木は、生後から6歳までを過ごした下諏訪の地に100日間限定で滞在し、取材・ 撮影を行いました。自身の生家や日々ながめていたであろう景色、そして諏訪大社の伝統神事である御柱祭などを撮影するなかで、高木は自らの感覚を形作った場所として諏訪を確認していったのです。その後およそ一年をかけて、本シリーズは完成されました。

シリーズ名の「SUZU」は「鈴」に由来しています。鈴は古来より、神に自分の居場所を告げるための道具としても使われてきました。下諏訪での撮影は、過去の自分から届く鈴の音にそっと耳を澄ませるような日々であったと高木は語ります。

今回は木村伊兵衛賞受賞以降に制作された新作で構成される、TARO NASUでの2回目の個展です。前作から2年を経て発表される新作群は、高木こずえの作品世界のあらたな一面を呈示するものとなるでしょう。

また展覧会開催とあわせ、新刊作品集『SUZU』が信濃毎日新聞社より出版されます。

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