Mika Rottenberg 「Mary’s Cherries」

建築資材の不足により、予定を変更して平面作品を中心にした展覧会を開催致します。
映像インスタレーションの展覧会は時期を改めて開催致します。詳細


Courtesy of Nicole Klagsbrun Gallery, New York and Take Ninagawa Gallery, Tokyo

Mika Rottenberg
Mary’s Cherries
2011年5月14日(土) – 6月25日(土)
オープニングパーティ:5月14日(土) 午後6時-8時

バイオグラフィー

1976年ブエノスアイレス生まれ、イスラエルで育ち、現在はニューヨークで制作。
スクール・オブ・ビジュアルアーツを2000年に卒業し、コロンビア大学で2004年にMFAを取得。現在はニューヨークに滞在、制作をしています。主な個展には、現在開催中のde Appel Arts Centre, アムステルダム (2011); M – Museum Leuven, ベルギー (2011); San Francisco Museum of Modern Art、アメリカ (2010); La Maison Rouge, パリ (2009); KW Institute of Contemporary Art, ベルリン (2006); and P.S.1 Contemporary Art Center, ニューヨーク (2004)などがあります。 また、2008年のホイットニー・ビエンナーレ、2007年にテート・モダンで開催されたThe Irresistible Force、同年にはニューヨークのグッゲンハイム美術館でのThe Shapes of Space、2005年にはニューヨーク近代美術館で開催されたUncertain States of America: American Art in the Third Millenniumに参加(後に巡回)し、2006年には初のカルティエ・アワードを受賞するなど、国際的に広く活躍しています。

出展作品「Mary’s Cherries」
2004年にコロンビア大学院の終了制作として制作されたMary’s Cherries(2004)はこれまで、De Appel Arts Centre(現在開催中)、Tate Modern(2007)、モスクワ・ビエンナーレ(2007年)、ニューヨーク近代美術館(2005年)そしてPS1近代美術館でのグレーター・ニューヨーク(2005年)などで広く紹介されている、ビデオ作家ロッテンバーグのデビュー作品です。このビデオ作品は、ファーストフードを思わせる派手なユニフォームを着た極端な体型を持つ女性労働者たちが、三階建ての小さなファクトリーで、組み立て作業を行うように淡々と、真っ赤マニキュアを塗った爪を切り、粘土とこねて、シロップ付けのチェリーにトランスフォームする姿を映します。後に展開されるロッテンバーグ作品の重要なフラグメント、例えば爪、粘土、肉体、セクシュアリティなどがこのとき既に形成されていたことを伺わせます。


作家の映像インタビュー

YouTube – Mika Rottenberg (Mary’s Cherries)

YouTube – Mika Rottenberg (Cheese & Mary’s Cherries & Dough)

Copyrighted Image