gesture/data (feedback), 2015, Oil paint on flat-screen television, .mp4 file (color, silent) and feedback .mp4 file (color, sound), © Ken Okiishi, Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo
ケン・オキイシ – gestures, data, feedback
2015年9月5日(土) – 10月24日(土)
開廊時間：午前11時 – 午後7時 日月祝休廊
オープニング・レセプション: 9月5日（土）午後6時 – 8時
作家も来日致します。皆様お誘い合わせの上お越し下さいませ。
ケン・オキイシ :
1978年アイオワ生まれ。現在はニューヨークとベルリンを拠点に活動。
2001年にニューヨークのクーパーユニオンを卒業。以来、Performa 09、チェルシー・アート・ミュージアム、ニューヨーク近代美術館、フィラデルフィア現代美術館、フリデリチアヌム美術館、ブレゲンツ美術館、ホイットニー美術館などで作品を発表。Take Ninagawaでは二度目の個展になります。
今展で出展する作品「gesture/data (feedback)」は、昨年のホイットニー・ビエンナーレで出展された「gesture/data」を発展させた、絵画でもあり、映像でもある作品です。昔のテレビ番組が録画されていた古いアナログのVHSテープに、現代の新しいデジタル技術で放映されている番組を再録画し、その映像をmp4フォーマットに変換し、また16:9に引き延ばして作られた映像をフラットスクリーンに流します。メディアの系譜学とも言えるこの映像が示す色やジェスチャーへのレスポンスとして、モニター上に油絵具でペイントすることによって、絵画のジェスチャーを、コンテンポラリー・テクノロジーのジェスチャー（swipe, tap, pinch, drag）と逆説的にリンクさせ、またそのモニター上の絵画を撮影したものを映像にフィードバックすることで更なるレイヤーを生み出しています。