熊本市現代美術館では、12月11日(土)より「舟越桂 2010」展を開催いたします。
1951年生まれの彫刻家・舟越桂は、初期から変わることなく人間の姿を彫り続けてきました。楠に彩色し大理石の目をはめ込んだ像は、遥か遠くを見つめ、静かな気品をたたえ、その存在感に世界中の多くの人々が魅了されています。
本展では、1980年代の肖像的な作品、1990年代の山を象徴する重厚な胴体の作品、また2000年以降に展開した裸体や動物的なスフィンクスの造形、さらに2010年9月発表の最新作≪もうひとりのスフィンクス≫までの木彫を中心に、版画やドローイングもあわせて紹介し、魅力ある舟越桂の世界を伝えます。
上左:《砂と街と》1986年 個人蔵 撮影:近藤正一
上右:《雲の庭》1999年 鹿児島県霧島アートの森蔵 撮影:内田芳孝
下左:《水に映る月蝕》2003年 作家蔵 撮影:今井智己
下右:《もうひとりのスフィンクス》2010年 エド・ブローガン氏蔵 撮影:渡辺郁弘
全ての彫刻作品:©Katsura Funakoshi、全ての写真提供:西村画廊
【出品作品】
・彫刻 ・・・初期の80年代から最新作まで22点
・ドローイング ・・・2006年以降の作品を中心とした20点
・版画 ・・・1987年~2008年のドライポイント、リトグラフなどの技法による版画30点
【展覧会概要】
展覧会期: 2010年12月11日(土)~2011年2月13日(日)
休館日: 火曜日、12月28日~1月4日
開館時間: 10:00~20:00(展覧会入場は19:30まで)
※展覧会詳細は、熊本市現代美術館ホームページ(http://www.camk.or.jp/index.html)をご覧ください。同時開催「光の絵画vol.3-祈りの風景-」展もどうぞお楽しみに!